衛星画像から判断される台風の強度変化を台風の雲域の規模と台風中心を取り巻く対流雲の濃密さに着目して
http://192.168.1.7/study/Cwork12.html?ymd=20240627
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実技記述の種別まとめ
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36A-2「低気圧の北東側で温暖前線の北側にある」(降水域)
36A-2「南風が等温線を横切って暖気側から寒気側に吹いており、暖気移流の場となっている」(温度移流)
36A-3「上昇流が弱まる」(鉛直流)
36A-3「低気圧の中心付近に周囲から切り離された高相当温位域があり、その南側から東側にかけて相対的に低い相当温位域が回り込んでいる」(相当温位分布)
36A-4「345K前後の一様な高相当温位域になっている」(気層状態、対流活動)
36A-5「風向が西南西から北へ変化し、気温と露点温度がともに約2℃下降した」
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36B-2「500hPaのトラフと地上の低気圧が接近する」
36B-2「低気圧の前面では南寄りの風による暖気の流入が強まり、後面では西南西~北西の風による寒気の流入が強まる」
36B-3「140度の方が、気層の平均気温が高いため」
36B-3「中心付近の気温は500hPaでは周囲より低いが、300hPaでは周囲より高い」
36B-3「低気圧の中心付近で圏界面の高度が低下している」
36B-3「等温線と等高度線が大きな角度で交差し風速が大きい」
36B-5「両点とも初期時刻から12時間後にかけて南東の風が続いているが、B点の方が吹走距離が長いため波高が高くなる」
36B-5「風向と波向が大きな角度で交差している」
36B-5「風向と波向きがほぼ同じになっている」
36B-5「風向が変化してから波が成長して波向が風向と同じになるには吹走時間が必要である」
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37A-2「名瀬では、逆転層の高度が低く雲の発達が抑えられ、雲頂温度が発雷する温度まで低下しないため」
37A-3「雲域のほぼ南西端にある」
37A-3「山陰の方が山陽より高い」
37A-3「相当温位が高い領域の縁にあたり、風が収束している」
37A-4「山陰で多く、九州北部で少ない」
37A-4「相当温位は山陰では高いが九州北部では低く、風向はともに北西である」
37A-4「700hPaで湿数が小さく上昇流となっているため、山陰で降水量が多くなる」
37A-4「大陸から吹き出す乾燥した風が海上を吹走する距離が、山陰の方が九州北部よりも長いため、気団の変質が進む」
37A-5「米子は大山に比べて標高が低いので気温が高く、湿った雪となった」
37A-5「-9℃から-6℃に昇温する」
37A-5「米子上空の気温が上昇し、湿った雪となるため」
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37B-2「北東から反時計回りに西に変化する」
37B-2「気温が上昇し湿度が下がる」(フェーン)
37B-3「低気圧の西では西から北北西、低気圧の東では南より」(400hPaより上)
37B-3「低気圧の東西とも南より」(850hPa~600hPa)
37B-3「上層では低気圧性の循環が明瞭であるが、下層ではみられない」
37B-4「風向は東~南南東で、湿数は小さい」(925hPa~500hPa)
37B-4「降水域Rに明域が、その西に暗域があり、両者の境界が明瞭である」
37B-4「相当温位342K以下の空気が低気圧性循環の一部である南西の風により流入している」
37B-4「相当温位342K以上の空気が南東の風により流入している」
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38KA-2「水蒸気画像の明域と暗域の境界」
38KA-2「赤外画像、可視画像ともに白く、雲頂に凹凸がある」
38KA-3「風向は前線の南側では西~西南西、北側では西~北西で、風速は前線の南側の方が北側より大きい」
38KA-3「B点では乾燥しているが、C点では湿っている」
38KA-3「前線の南側に相当温位の特に高い湿った空気があり、前線を挟む風のシアにより収束が強いため」
38KA-4「等相当温位線集中帯の南端」
38KA-4「下層ほど相当温位が高い」(対流不安定)
38KA-4「850hPaでは湿数3℃以下で湿っているが、500hPaでは湿数12℃で乾燥している」
38KA-4「気温減率が大きくなり、安定度が小さくなる」
38KA-4「対流不安定な気層が上昇することで安定度が小さくなり、それまで安定層で抑えられていた雲頂高度が高くなって対流雲が発達したため」
38KA-4「南西~西南西の風が40~50ノットと強い」
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38KB-2「中心に明瞭な眼があり、その周りに積乱雲からなる円形状の雲域がある」
38KB-2「回りより気温が高い」(300hPaの気温分布)
38KB-2「本州の西方にトラフがあり、東方に太平洋高気圧がある」(南西風をもたらす高度場)
38KB-3「渦度の0線に対応する強風軸が、台風の西側で台風とほぼ同じ緯度まで南下するため」(台風が加速する理由)
38KB-3「24時間後までは前線の南側にある台風の中心が36時間後には前線付近にある」
38KB-3「傾度が大きくなる」(相当温位の分布)
38KB-4「吸い上げ効果はア、ウがイより大きく、吹き寄せ効果はウが最も大きいため」
38KB-5「風向が反時計回りに変化しているため」(擾乱通過時の変化)
38KB-5「台風の眼が通過した後、吹き返しの強い風が吹き始めたため」
38KB-6「土壌雨量指数が大雨警報の発表基準を上回っているため」
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38SA-2「可視、赤外画像ともに白く、団塊状である」
38SA-3「800~770hPa間に前線性の逆転層がある」(気温状態曲線)
38SA-3「前線面およびその上下層とも気温とほぼ同じで飽和している」(露点温度)
38SA-3「浜松の方が館野より鉛直安定度が小さく、降水強度が強い」
38SA-4「前線の南側では南より、北側では北東の風で、風速は南側の方が大きい」
38SA-4「台風は、概ね一般場の等高度線に沿って北東に進み、次第に一般流の速いところに進むため速度が速まる」
38SA-5「台風の中心が接近すると風が急激に強まり、台風が通過すると風向が急変する」
38SA-5「前線に伴う降雨が続いた後に、台風本体に伴う強い雨が加わる」
38SA-5「雨が止んだり、弱まっても、地盤が緩んでおり、土砂災害に対する警戒が必要である」
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38SB-2「12時間後以降の方が、低気圧前面の暖気移流と上昇流および後面の寒気移流と下降流が強い」
38SB-2「暴風が北側では海から陸に向かって吹き、陸から海に向かって吹く南側より波高が高くなるため」
38SB-2「気圧の低下による吸い上げ効果と、暴風による吹き寄せ効果が予想されるため」
38SB-3「高度が高くなるほど遅くなる」(高度による風向急変時刻)
38SB-3「寒冷前線面の通過」
38SB-3「温暖前線面の通過」
38SB-3「低気圧を含む気圧の谷の通過」
38SB-4「風向が南南東から南西に変化し、気温の上昇量が大きくなる」(温暖前線の通過)
38SB-4「風向が南西から西に変化し、気温が下降し、湿数が増大する」(寒冷前線の通過)
38SB-4「温暖前線に伴う上昇流」
38SB-4「斜面における強制上昇」
38SB-5「高圧部になっている」
38SB-5「背の低い冷気の滞留」
38SB-5「関東地方北部の高圧部から冷たい空気が流れてきたため」
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39A-1「西側にトラフがあり、低気圧が発達すると予想される」
39A-1「低気圧後面の寒気移流」(積雲、層積雲などの対流雲系)
39A-2「風向が東から南西に変化し、前後の時間に比べて気温の上昇量が大きい」
39A-2「南側の方が気圧の傾きが小さいため、前線通過後に風が弱まった」
39A-3「関東地方の内陸部にメソ高気圧が形成されているため」
39A-3「暖かい東よりの風と冷たい北よりの風が収束したため」(局地的な激しい雨の要因)
39A-4「二つの低気圧の中心は12時間後にはトラフの東側にあるが、24時間後には一つにまとまってトラフとほぼ同じ位置になるため」(閉塞すると予想される根拠)
39A-4「850hPaの等温線集中帯の南端」
39A-4「閉塞点にあたる700hPaの強い上昇流域」
39A-4「700hPaの湿数3℃以下の帯状の湿潤域」
39A-4「700hPaの帯状に延びる上昇流域」
39A-5「うねりがある」
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39B-1「台風は暖気核、トラフは寒気を伴っている」
39B-2「上昇流の強い領域」(降水強度の強い地域)
39B-2「日本海北部のトラフ前面の上昇流」(降水域が生じた要因)
39B-3「通過前の気圧の下降よりも通過後の気圧の上昇の方が急激である」
39B-3「極大値は通過後の方が大きいが、20m/s以上の継続時間は通過前の方が長い」
39B-4「狭くなる」(暴風域の大きさ)
39B-4「気圧の傾きの最も大きい領域が12時間後には台風中心付近にあるが、24時間後には中心から離れた領域に移っている」
39B-4「強風や大雨が長時間持続する」
39B-4「オホーツク海の高気圧がブロッキング高気圧であるため」(地上高気圧の位置が変わらない理由を500hPa高度から)
39B-4「12℃以下の寒気場」(気圧の尾根と850hPa温度場との対応)
39B-5「中心から離れた所に中心よりも気圧の傾きが大きいところがある」
39B-5「上空の約50ノットの強風が、地形の影響で山の風下側に吹き下ろしたため」
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40A-1「正渦度域南縁の渦度=0の線」(強風軸の根拠)
40A-2「トラフは浅まりながら速い速度で東進し、地上の低気圧中心を追い越して低気圧の発達への寄与はなくなる」追跡困難
40A-2「初期時刻に華北にあるトラフが深まりながら後ろから接近し、この低気圧と結びついて発達に寄与する」
40A-2「じょう乱付近で相当温位が高く、南側では50ノット以上の風が吹いている」(相当温位と風速の分布)
40A-2「北西側に強い上昇流、南東側に下降流があり、北西側から南側に湿潤域がある」(鉛直流と湿数の分布)
40A-2「地上じょう乱と同じ位置に正渦度極大域がある」(正渦度極大域との位置関係)
40A-2「地上じょう乱の西に温度場の谷がある」(温度場の谷との位置関係)
40A-3「北部に高気圧が形成され、神奈川県から房総半島にかけて気圧の谷となる」
40A-3「南海上から南西風が南部の沿岸に達するが、内陸部では風が弱い」
40A-3「北部の高気圧が弱まり、南海上からの南~南西風が内陸部まで達するようになる」
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40B-1「雲頂高度が高く、北縁が北側に凸になっている」
40B-1「可視画像では明るく雲頂表面が滑らかで、赤外画像では暗灰色である」
40B-1「850hPaでは湿数が3℃以下で湿っており、700hPaでは湿数が大きく乾燥している」
40B-1「高気圧の縁を回る風の場」(どのような風の場で発生しているか)
40B-2「地上と500hPaの低気圧の中心位置がほぼ同じで、気圧の谷の軸が立っている」
40B-3「寒冷前線の転移層」
40B-3「X側に行くほど相当温位が高い」
40B-4「降水域(a)は東に移動するが、降水域(b)はほとんど移動しない」
40B-4「寒冷前線前面の南よりの風が続き、中部山岳地帯の南側斜面を上昇して降水が維持される」
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41A-1「高気圧周辺を回る空気塊が海面水温の低い領域に移動し、露点温度まで冷やされ凝結した」
41A-1「ほぼ同じ位置にある」(300hPa、500hPaのトラフ)
41A-1「明域と暗域の境界」(強風軸の水蒸気画像で見られる特徴)
41A-2「等高度線は北緯39°から北緯31°に南下し、トラフが深まる」
41A-2「等高度線は東経133°から東経139°に移動し、高気圧の勢力が弱まる」
41A-2「台風はトラフの東側を北上する」
41A-2「日本の東の高気圧の勢力が弱まる」
41A-2「上層で南西から北東に吹く強風帯に近づく」
41A-3「中心から北~東側に少し離れた眼の壁雲付近で強い」
41A-4「相当温位の高い空気塊が、南から合流しながら台風と東の高気圧の間に流入している」
41A-4「下層の相当温位の高い空気塊が合流しながら南海上から流れ込み、南に向いた斜面に沿って上昇するため」
41A-4「台風が通過した後でも西日本と東日本の太平洋側で大雨が持続する」
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41B-1「海面水温が地上気温よりもかなり高く、海面から水蒸気が供給されるため」
41B-1「松江付近の方が明るく雲頂高度が高いので、湿潤層の高度が高い(ア)の方が対応する」
41B-1「鹿児島付近は明域で上・中層が湿っているので、上・中層の湿数が小さい(エ)の方が対応する」
41B-2「500hPa強風軸に接近しながら北上し、500hPa強風軸の下に進む」
41B-2「地上低気圧の西側で(500hPa)低気圧が形成される」
41B-2「500hPa強風軸の寒気側に北上し、500hPa面低気圧の直下に進む」
41B-2「等温線の集中帯の南端」
41B-2「暖気移流場で上昇流域に当たり湿っている」(低気圧の前面)
41B-2「寒気移流場で下降流域に当たり乾燥している」(低気圧の後面)
41B-2「発達する」
41B-3「小さな低気圧が東海道沖から関東の東海上に進む」
41B-3「大きな正渦度が四国付近から関東の南東海上に進む」
41B-3「東海道沖に等温線の北への盛り上がりと強い上昇流がある」
41B-4「1000hPaと500hPaの温度差が(ア)より大きくなり、安定度が悪くなった」
41B-4「風向が時計回りに変化した」
41B-5「卓越波向は北東で変化がないが、波高は2mから5mに高まる」
41B-5「卓越波向は北東から西に変化し、波高は5mから6mに高まる」
41B-5「低気圧が接近し、25~35ノットの北東風が持続するため」
41B-5「低気圧が通過し、風向が北東から西に変化して最大50ノットの暴風が吹くため」
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42A-2「1008hPaの等圧線で囲まれた高気圧の南縁」
42A-2「沿海州の正渦度域の南縁」
42A-2「温度場の谷が高度場の谷よりも先行している」
42A-3「低圧部の東端」
42A-3「コンマ状に変わりながら東北東進した」
42A-3「西南西~東北東にのびながら南東進した」
42A-3「西南西~東北東にのびてほぼ同じ場所に停滞した」
42A-3「相当温位360Kの暖湿空気が南西方向から950hPa付近の下層に流入している」
42A-3「風速は下層で最も大きく、950hPaで最大40ノットに達している」
42A-3「高度が高くなるにつれて風向が時計回りに変化していることから、暖気移流となっている」
42A-3「南西から流入している相当温位の高い暖湿空気の先端」
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42B-1「相当温位が相対的に高い領域」
42B-2「気圧の谷」(地上)「温度の尾根」(850hPa)「上昇流域」(700hPa)
42B-2「地上低気圧の中心が500hPaの負渦度域から正渦度域に進む」
42B-2「地上低気圧の中心が500hPa強風軸の低緯度側から高緯度側に移る」
42B-2「下降流に対応する乾燥域が、地上低気圧の南西側から北東方向へ、回り込みながら侵入する」
42B-2「次第に幅が狭くなり集中度が強まる」
42B-2「次第に幅が狭くなる」
42B-2「等相当温位線の集中帯とその南の相当温位の高いところで大きい」(初期時刻の上昇流大きいところ)
42B-2「等相当温位線の集中帯の南側で大きい」(24時間後の上昇流大きいところ)
42B-4「低気圧の中心付近にフック状の強いレーダーエコーがある」
42B-4「気圧の谷が深まりながら東北東進し、低気圧中心は紀伊水道に到達した」
42B-4「低気圧中心付近のフック状のエコーは弱まって不明瞭になり、中心から南側へのびる線状のエコーが強まった」
42B-4「発達した積乱雲で構成される強い線状エコーが接近している」
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天気図等
「寒冷前線が伊良湖のすぐ西に接近しているとき」43A-3
「日本海の低気圧が飛島に最接近しているとき」43A-3
「実況は予想よりも低い」(予想天気図との比較)43B-4
「下層雲量2、全雲量7以上8未満である」44A-1
「中心気圧がより低く、東への移動が速い」44A-4
「予想は実況に比べて、中心気圧が低く、東への移動が速い」44A-4
「日本の南のGWは東に移動している低気圧に伴うものであるため」54A-1
「曇り 所により雨 夜のはじめ頃雷を伴う」57A-3
「雨 所により雷を伴い激しく降る」57A-3
「中層に、8分雲量で2の高積雲がある」58B-1
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モデルの特性など
「メソモデルでは、非静力学過程を採用し空間分解能が5kmと高いことから、狭い範囲で強い上昇流が表現されるため」51A-3
「MSMガイダンスは、MSMのモデル地形の分解能が高いため、実際の山地の南西斜面を中心にきめ細かく予想している」53A-3
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相当温位の分布
「中心付近の北側で相当温位が高く、南側で低い」51A-2
「中心付近で相当温位が高く、西側で低い」51A-2
「低気圧の中心付近は相当温位が相対的に高い」51B-2
「中心を通る新たな等相当温位線の集中帯が形成される」52B-2
「平島のすぐ西に333K以上の高相当温位域が南南西~北北東に延び、その西側で等相当温位線が混んでいる」55B-3
「相当温位の極大域にほぼ対応して、湿数が相対的に小さくなっている」55B-4
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波高、波向
「飛島付近の風向が南西から西北西に、卓越波向が南西から西南西に変化し、低気圧周辺でできた高い波が飛島に到達するため」43A-4
「飛島付近は海上から陸上に向かう西風であり、東北太平洋側の沿岸の陸上から海上に向かう西風より吹走距離が長いため」43A-4
「イの方が海上での風の吹走距離が長いため」49A-5
「地点イは18日9時まで風が弱く、地点アはそれ以前に北北西(北)の風が吹き出すと予想されるため」58B-3
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内陸の高気圧(低温域)
「内陸の気温の低下」49A-4
「北東部から南西部にかけて周囲より気圧が高く、下層の気温は周囲より低くなっている」54A-3
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輝度温度
「平均の輝度温度はRS間では高度9240mの気温とほぼ同じだが、PQ間ではこれよりも明らかに(輝度温度が9240mの気温より)高いため」48A-3
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トラフと低気圧
「地上低気圧は、12時間後には500hPaトラフの東側に位置するが、24~36時間後にはその直下に位置する」43A-2
「対応する明瞭なトラフが見られない」43B-2
「低気圧はトラフの東側に位置するので、発達する可能性が高い」44B-1
「トラフAは低気圧を追い越す」47B-2
「トラフBは低気圧の西側から接近する」47B-2
「トラフBは低気圧を追い越す」47B-2
「低気圧がトラフBの前面の強い正渦度移流域に入り、東側に強い暖気移流、西側に寒気移流を伴うと予想されるため」47B-2
「深まりながら、南西進(南下)したのち南東へ移動する」(トラフTの深さと移動方向の変化)48B-2
「低気圧は中国東北区から深まりながら南下するトラフと次第に結びつく」50B-2
「トラフTは、2日21時には低気圧の北西側に遠く離れているが、次第に接近し、4日9時には低気圧のすぐ西側に達する」50B-2
「5日9時まではトラフとの距離が遠く、発達は緩やかだが、5日9時以降はトラフの接近に伴い急速に発達する」51B-2
「トラフAは地上低気圧中心の西側にある」52B-2
「トラフBと結びつく」52B-2
「地上低気圧はトラフの直下にある」53B-3
「朝鮮半島付近の500hPaのトラフが、地上の低気圧の北西側から南東進して近づいてくる」56A-3
「寒気がトラフに先行し、トラフの西側に寒気が無いため、発達する可能性は低い」56B-1
「トラフの東側に低気圧がある」57B-1
「低気圧はトラフの直下に予想される」(東西方向の位置関係)57B-2
「北海道の北の前線に、500hPa面のトラフが西方から深まりながら接近するため」57B-2
「低気圧中心はトラフAの東300(400)kmにある」58A-1
「低気圧はトラフAと同位置、トラフBの東800kmにある」58A-2
「初めの12時間はトラフAの進行前面で発達し、その後の12時間はトラフBの進行前面で発達する」58A-2
「二つの低気圧は、初めの12時間はトラフBの進行方向の前面で発達し、その後の12時間はトラフAの進行方向の前面で発達する」60A-2
「トラフAは、深まりながら南東進し、低気圧の西側から低気圧に接近する」61A-2
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気層の状態
「等温線の傾斜が最も大きい」43B-1
「(850hPaと500hPaの温度差は)次第に大きくなる」44B-3
「気温0℃以上の層が、東京では薄く松江では厚いため」47B-1
「600hPa付近より低い層で湿潤となっている」48A-3
「チンタオではほぼ全層で乾燥しているが、鹿児島では地表から620hPa付近の逆転層の下端までほぼ湿潤である」49A-2
「湿度が低く、上空に向かって気温が高くなっている」53A-2
「降水粒子が、乾燥した層を落下する途中で蒸発するため」53A-2
「逆転層上端付近の気温はほぼ同じだが、850hPaから地上にかけての気温は低下している」54A-4
「0℃層付近で、雪片が融解しながら落下している」54A-4
「地表付近の気温は氷点下だが、その上空に0℃以上の気層がある」55A-3
「明確な気温の逆転層があり、前線面はその上端にあたるため」57A-1
「上空に向かって時計回りに変化しており、その変化が特に大きいため」57A-1
「850hPaの温暖前線は名瀬と鹿児島の間に推測され、状態曲線の前線面は850hpaより低いため」57A-1
「湿潤層は転移層から上層にかけて分布している」59A-1
「東シナ海から前線面を滑翔した空気中の水蒸気が凝結したため」59A-1
「気温減率の小さい層の上端で、風が南から南西に順転している層の上端付近のため」59B-1
「気温減率が湿潤断熱減率より小さいため」59B-3
「東京上空では、気温が0℃以上の層が薄く、かつ乾燥している」61A-1
「低気圧西側の下降流によって乾燥した空気が、八丈島付近の高度約2.5km以上の上空まで達したため」61A-3
「全般に西南西の風で、700hPa付近で50ノットと最も強くなっている」61B-2
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防災
「横浜市では傾斜が大きい地域が多く、降った雨が短時間で流下し、氾濫しやすい」47A-4
「気温が0℃前後で大雪が予想される」47B-4
「1時間降水量が少なく、タンクからの流出量が流入量よりも多くなるため」52A-3
「河川Kの水位が上昇したことにより、河川Kへの雨水の排水が困難になり、普段は災害のないような強さの雨でも浸水するおそれがある」52A-3
「気温が0℃前後で大雪となっている」61A-4
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気圧配置、等圧線の分布
「南南東から北北西にのびる等圧線の走向は変わらず、南東の風が持続する」47A-3
「低気圧の中心が北海道の日本海側とオホーツク海側に分かれている」46B-3
「大陸の優勢な高気圧が張り出し、気圧傾度が大きい」49A-1
「本州の脊梁山脈の影響で気圧場が変形し、気圧の低い部分が山脈をまたいで二か所に分かれている」49B-3
「鹿児島から遠ざかっていた」53A-1
「低気圧の中心が遠ざかることに伴う気圧上昇に比べて、寒冷前線の接近らよる気圧の下降量が大きかったため」53A-1
「気圧の尾根付近は850hPa面の温度場の谷になっている」54B-1
「高気圧は発達しながらゆっくり移動する一方、低気圧は発達しながら高気圧より速く東北東進し、等圧線の間隔が狭まるため」57A-1
「中国大陸の高気圧の張り出しにより、等圧線の間隔が狭まり風が強まるため」59B-1
「等圧線が混んでおり、相対的に南西風が強い」61B-1
「気圧の尾根に位置して気圧傾度は小さく、風が弱い」61B-1
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相当温位
「気温の差は小さいが水蒸気量の差が大きいため」47A-2
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低気圧の発生、盛衰
「低気圧の前面で強い暖気移流、後面で強い寒気移流となっている」43A-1
「東北東進し、24時間後に最盛期となり、36時間後に襟裳岬付近に達したのち消滅する」43A-2
「低気圧中心は下降流域となり、上昇流極大域は低気圧中心から東方に離れたところにある」43B-2
「四国の南海上に周囲より明るいまとまった雲域が見られる」43B-3
「東海地方の円が付近で気温の水平傾度が大きく、12時間後には伊豆諸島付近で等温線が北に凸の形状となる」43B-3
「初期時刻に四国の南にある上昇流域が12時間後には伊豆諸島付近に進んで強まり、かつその付近が湿潤となっている」43B-3
「東海道沖ではトラフの接近により正渦度移流が大きくなる」43B-3
「寒気側から暖気側へ等温線を横切る北風が吹き、寒気移流となっている」44A-2
「サハリン北部を通過しオホーツク海に進む」44B-2
「24時間後に4hPa低下したのち、変化しない」44B-2
「初期時刻に四国沖にある低気圧が、深まりながら東北東へ進む」47B-2
「初期時刻に伊豆諸島にある気圧の谷が低気圧となり、急速に発達しながら北北東へ進む」47B-2
「四国沖と東海沖で等温線が北に凸になっている」47B-2
「四国沖と伊豆諸島に上昇流の極大がある」47B-2
「トラフが低気圧の西側から近づき、低気圧と結びつくため」(盛衰する理由)48A-2
「低気圧の東側では45ノットの南南西の風による暖気移流、西側では25ノットの北西の風による寒気移流が予想されるため」(盛衰する理由)48A-2
「初期時刻に南西諸島にある気圧の谷が低気圧となり、深まりながら前線上を東北東へ進む」48B-2
「低気圧の前面で南西風が吹いて暖気移流があり、後面で北風による寒気移流がある」50A-1
「中・下層雲によるまとまった雲域がみられる」51B-1
「暖気移流の場となっており、そこに上昇流がみられる」51B-1
「等相当温位線が北に凸になり、低気圧性循環がみられる」51B-1
「低気圧の進行前面に暖気移流と上昇流、後面に寒気移流と下降流がみられる」52B-2
「相当温位の尾根の西縁で、相当温位傾度の大きいところ」(相当温位場)52B-2
「東側の湿潤域と西側の乾燥域に挟まれ、湿数傾度の大きいところ」(湿数の場)52B-2
「トラフAの進行前面で下層暖湿空気が北に突出するところの西縁」52B-2
「1008hPaの等圧線に囲まれた領域が低気圧中心の南東側に広がり、関東の沿岸付近に新たな低気圧が発生しかけている」53B-3
「暖気移流・寒気移流共に黄海の低気圧より明瞭である」55B-2
「本州の日本海側の前線上に低気圧が発生した」56B-2
「低気圧中心の東側は-140hPa/hの強い上昇流を伴う暖気移流の場、西側は+38hPa/hの下降流を伴う寒気移流の場になっている」58A-1
「前線上の波動の周辺では、-64hPa/hの強い上昇流が解析されており、波動の東側で暖気移流、西側で寒気移流となっている」59A-1
「低気圧の東側で暖気移流、西側で寒気移流が予想され、低気圧の東側では最大で-41hPa/hの上昇流が予想されている」61A-2
------------------------------
トラフの場
850hPa温度場「朝鮮半島東岸で等温線が北に凸になる」46B-2
700hPa鉛直流場「日本海西部に上昇流域が進んでくる」46B-2
降水分布「日本海西部に新たな降水域が出現する」46B-2
------------------------------
気圧の谷
「風向が西南西から西北西に変化したため」(トラフの通過)44A-3
「気圧の谷の北側では北または北東の風、南側では西よりの風が予想され、風速は北側の方が強い」46B-2
「500hPa面の気圧の谷は、地上の気圧の谷の南側に予想される」46B-2
「気圧の谷の北側は高温、南側は低温である」46B-2
「気圧の谷の北側は上昇流域、南側は下降流域である」46B-2
------------------------------
鉛直流
「台風中心から北東側に強い上昇流域、南側に下降流域が広がっている」46A-3
「前線付近とその南側に上昇流、北側に下降流がひろがっている」48B-1
「関東の南東海上は強い上昇流域だが、低圧部は下降流域または弱い上昇流域である」53A-3
「前線付近および山地の南~南西斜面では上昇流域、山地の北~北東側では下降流域になっている」53A-3
「321K以上の暖湿気塊が55ノットの南風により侵入し、陸上で25ノットに弱まる」55A-2
「暖湿空気が、山地の南斜面に吹きつける」55A-2
「暖湿空気が、温暖前線面に乗り上げる」55A-2
「低気圧中心の東側から南側と、寒冷前線の南側にある」(上昇流の強い領域)57B-1
「850hPa付近で上昇理由が最大となり、700hPa付近で弱い下降流となる」59B-3
「地上の気圧の谷に沿って帯状の上昇流域となる」60A-2
「雲域付近では、北東の風と東南東の風が収束し、上昇流となっている」61A-1
------------------------------
成層状態
「SSIが小さく大気の状態が不安定で積乱雲が発達しやすいため」45B-5
「600hPa付近の明瞭な逆転層が安定度の算定に含まれて、指数の値が大きく見積もられるため」49A-2
「逆転層の下端」49A-2
「上方に向かって相当温位が低くなっているため」(対流不安定)55B-4
------------------------------
前線、シアーラインの通過
「高相当温位域の北縁で、339Kの等相当温位線にほぼ沿っている」44A-2
「北海道の南の海上まで南下する」44B-2
「風向が南から西北西に急変し、気温の降下が始まったため」45B-5
「最下層の風向が南西から西南西に変化し、風速が30ノットと強くなり、上層に向かって反時計回りの風向変化となったため」48A-4
「風向が南から西に変わったため」48A-4
「通過後の風が通過前より強くなった」48B-3
「シアーライン付近で温度傾度が大きく、その南(東)側で気温が低い」49A-4
「シアーラインが一時的に博多の北側から南側に移動していたため」49A-4
「気温が4℃急下降し、風向が南西から西に変化したため」50A-1
「降水強度の相対的に強い部分は、シアーラインに沿って、その西側にある」50B-3
「帯状エコーの位置に南西風と北西風との明瞭なシアーラインが形成されている」52B-3
「風向が南南西から西南西へ変わり、気温の下降が始まったため」53A-3
「シアーラインの西側は風が弱く相対的に低温であり、東側は南よりの風で相対的に高温である」55A-2
「関東地方に見られるシアーラインは、地上付近の寒気層によって北上が妨げられている温暖前線である」55A-2
「南南東の風が強くなり、急な気温の上昇が止まったため」56A-4
「風が南南東から西に時計回りに変化し、気温が急下降したため」56A-4
「シアーラインは帯状エコーの東縁にある」56B-3
「シアーラインの南東側は南西の風で相対的に強く、北西側は北よりの風で相対的に弱い」57B-3
「風向が南南西から西北西に変化し、海面気圧が急上昇し、気温が急降下したため」58B-4
「中国山地に沿って等温線とほぼ平行な西南西の風が吹き、寒気移流は下関より小さい」58B-4
「中国山地に向かう西北西の風が寒気側から吹き、温度傾度の小さい下関より寒気の移流が大きい」58B-4
「前線通過直後の海面気圧の急上昇が見られない」(急激な気温低下にともなう下層の密度の増加)58B-4
「前線通過前は上空に向かって時計回り、通過後は反時計回りになっている」58B-4
「風向が南から南南西に変化し、気温が1℃上昇した」59A-3
「風向が南西から西に変化し、気温が4℃下降し、気圧が1hPa上昇した」59A-3
「シアーラインの東側は東南東のやや強い風、西側は北西の相対的に弱い風で、シアーライン付近では風が収束している」59A-4
「シアーラインの東側は相対的に高温、西側は低温で、シアーライン付近では温度傾度が大きくなっている」59A-4
「風向が西南西から西北西に時計回りに変化したため」60A-1
「シアーラインの北西側は相対的に高温、南東側は低温である」60A-4
「シアーラインの北西側は、南東側と比較して相対的に低温となっている」61A-4
------------------------------
逆転層
「寒冷前線が通過し、前線面より低い層に寒気が流入したため」45B-4
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温度移流
「風向が下層から上層に向かって時計回りに変化しているため」45B-3
「下層から上層に向かって風向が時計回りに変化しているため」47A-1
「北側では上方に向かって、風向が西北西から西南西へと反時計回りに変化しており、寒気移流がある」59B-3
「温度移流はほとんどない」60B-3
「東に暖気が移流している」60B-3
「風向が上空に向かって反時計回りに変化しているため」61A-3
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通過方向
「風向が北東から反時計回りに北西に変化したため」45B-3
「風向が北北東から北西へ反時計回りに変化しているため」51A-4
「風向が西南西から北北西に時計回りに変わった」51B-3
「粟国は反時計回りの変化で経路の左側、久米島と名護は時計回りの変化で経路の右側と推定されるため」60B-3
「名護は久米島より最低気圧が低く、台風中心がより近くを通過したと推定されるため」60B-3
「風向が東から北よりに反時計回りに変化したため」61A-3
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雲
「トラフ前面の正渦度移流に伴う上昇流域が進んできたため」(対流雲)43B-1
「可視画像では灰色で暗く、赤外画像では白色で明るく写っている」44A-1
「可視画像では滑らかで白く、赤外画像では暗い灰色で雲の隙間がないため」45B-2
「赤外画像、可視画像ともに明白色で孤立した雲の塊が線状に並んでいるため」45B-2
「可視画像で白く赤外画像で暗灰色のため」46A-2
「積乱雲が列状に、前線にほぼ直交して並んでいる」46A-2
「大陸からの離岸距離が大きく、筋状雲の占める面積が少なく、蜂の巣状の雲域が九州の西海上に広がる」49A-3
「矢印線が雲域Pと雲域Qの北縁にみられる高気圧性曲率をもったCiストリークに沿っている」49B-1
「南半分は上昇流域、北半分は下降流域になっている」(雲域Pの鉛直流分布)49B-2
「雲頂高度の高い主要な雲域は低気圧中心の東側にあり、低気圧の中心付近は雲頂の低い雲に覆われている」49B-2
「赤外画像では黒く、可視画像では白く一様に広がっているため」50A-4
「赤外画像では明白色の雲の塊、可視画像では明白色で凹凸のある雲の塊が見られるため」50A-4
「低気圧の中心付近の雲頂高度が低く、寒冷前線の雲バンドが低気圧中心の南側に離れている」50B-1
「3日9時までは中・下層雲が主体だが、3日21時には上層雲が加わって厚みが増した」50B-3
「雲域Aの北縁はバウンダリーと一致している」51B-1
「細長く、北縁が高気圧性曲率をもつ」51B-1
「中心付近の雲頂高度は低く、北側では雲頂高度の高い積乱雲が、南側では下層雲が分布している」52A-1
「暗域が台風中心のすぐ北側から南にのびている」52A-1
「赤外画像で暗灰色、可視画像でなめらかな明白色になっている」52B-1
「赤外画像で暗灰色、可視画像で粒上の明白色になっている」52B-1
「明白色の塊状の雲域が連なっている」52B-3
「雲頂高度が高く、雲域の北縁が明瞭で高気圧性の曲率をもって(バルジ状となって)いる」53A-1
「暗域Pは300hPa面の強風軸のすぐ東側を南東にのびている」53B-1
「暗域Qは500hPa面の細長い正渦度域のすぐ北側を西北西から東南東に延びている」53B-1
「どちらの雲も暗域に接している」53B-1
「暗域Qのすぐ南に延びる500hPa面の細長い正渦度域が九州付近で南下するため」53B-3
「雲域の北側の縁に強風軸が位置している」54A-1
「地上低気圧の中心付近では雲頂高度が低く、中心の東側では雲頂の高い雲が南北に連なっている」55B-1
「暗域は、強風軸とほぼ同じ位置にある」55B-1
「渦状の雲の南側に暗域が回り込み、平島の西側の上中層に乾燥空気が流れ込んでいる」55B-3
「積乱雲が圏界面まで発達し、その付近で雲が水平に広がるため」56A-4
「北西側は雲が少なく、南東側に発達した対流雲があり、その上部から吹き出した上層雲が南に広がっている」56B-1
「雲域Aの西縁に正渦度極大点がある」57B-1
「雲域Bはトラフの東側にある」57B-1
「(雲域Bは)寒冷前線の南東側に平行にのびている」57B-1
「(雲域Bは)40~60ノットの強い南西風の領域で、327Kの高相当温位域に発生している」57B-1
「(雲域Cは)20ノット程度の南西風で333Kの高相当温位気塊が流入する領域に発生している」57B-1
「低気圧中心の北東側に背の高い発達した雲域が広がり、南西側は下層雲のみとなっている」58A-1
「台風中心と南西側は雲頂高度の低い対流雲、北東側は雲頂高度の高い発達した対流雲が多く分布している」60B-1
「雲頂高度の高い対流雲が中心のやや東側にまとまった」60B-3
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低気圧・高気圧の鉛直構造
「-24℃の閉じた等温線で示された暖気核がある」(500hPa)43A-2
「-3℃のくびれた等温線で示された高温域がある」(850hPa)43A-2
「地上の低気圧は、強風軸の真下にある」45B-1
「地上の低気圧の北西に850hPaの低気圧がある」45B-1
「気圧の谷の軸が上方に向かって西に傾いているため」45B-1
「地上の低気圧中心が500hPa面の強風軸の北側に入る」47B-2
「低気圧は強風軸から南側に離れている」48A-2
「低気圧は強風軸のすぐ南側に位置している」48A-2
「低気圧は強風軸の北側に位置している」48A-2
「地上低気圧の中心は強風軸のほぼ真下に位置している」50A-1
「高気圧中心の軸は、地上から850hPa面にかけて高温側に傾いている」54B-1
「下層の気温が低い」54B-1
「高度が上がっている」(500hPa低気圧の等高度線の変化)55B-2
「地上低気圧の中心は、500hPaの強風軸の高緯度側に位置している」56A-1
「強風軸は地上の低気圧中心のほぼ真上を通っている」56B-1
「上空に向かって西に傾いており、傾きは次第に小さくなる」(気圧の尾根の軸の傾き)57A-2
「-15℃以下の寒気が中国東北区から日本海南部に南東進してくる」(500hPaのトラフの動き)57A-2
「低気圧の中心付近は相対的に高温であり、そのピークは低気圧性循環の中心のすぐ東側にあり、特に高度700hPaにおいて顕著である」58A-3
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湿潤域・乾燥域
「上昇流は主に湿潤域とその南西側に分布している」47A-2
「前線の南側は湿潤、北側は乾燥しており、前線付近で湿度の勾配が大きい」48B-1
「地上の前線に沿って相対的に湿数の小さい領域が帯状にのび、その北側と南側で湿数が大きい」48B-1
「低気圧の西側に湿数12℃以上の乾燥した領域が分布している」(乾燥域の特徴)51A-2
「関東の南東海上は湿数が小さく湿潤だが、低圧部は相対的に湿数が大きく乾燥している」53A-3
「中心の南とその南西側にかけて広がっている」(乾燥域T12)56A-1
「中心の南に広がっている」(乾燥域T24)56A-1
「気温場の谷のすぐ西で、温度と湿数の傾度が大きく、その南西側には湿潤域が広がる」57A-2
「乾燥しており下降流域である」58B-1
「湿潤で上昇流域である」58B-1
「雲に対応した領域は湿数3℃以下の地点が多く湿潤で、暖気移流の場である」58B-1
「乾燥した下降流域になっている」58B-2
「中心の北西側に乾燥域、北東側と南西側では湿潤域が広がる」60B-1
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気温分布・温度場
「等温線の集中帯がある」43A-1
「500hPaと850hPaで中心部に暖気核が残っている」45A-2
「南北の気温差が明瞭であったが、ほぼ同じ気温になっている」47A-4
「低圧部には高温の極値がある」(Wマーク)53A-3
「山岳の風下の下降流による昇温(フェーン)」53A-1
「発達した積乱雲からの冷気外出流のため」53B-4
「地上の気圧の谷に沿って温度場の尾根となる」60A-2
「中心付近に気温の極大があり、その周辺ではほぼ一様である」60B-1
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風の水平分布
「(台風)中心の南側から北東にかけて帯状に分布」45A-2
「北東側は南東風、南西側は南風が吹いており、その境に明瞭なシアー(風向変化)がある」47A-2
「東京都と神奈川県にかけて北東風と北風との収束がみられる」47A-4
「風向は、地衡風と比べて反時計回り方向にずれている」54A-1
「平島付近では南から南南西の風、その西側では南西の風で、収束が見られる」55B-3
「地点aの風の方が北緯32°の風より強く、収束が見られる」56A-4
「地上の気圧の谷の北東側は北よりの風、南西側は西寄りの風で相対的に強く、気圧の谷付近で風が収束する」60A-2
------------------------------
風の鉛直分布
「南東または南南東の風から、東よりの風に変わり弱まっている」47A-4
「0.9kmの風が東から北東に変わり、1.2kmの風が南から東に変わっている」54A-4
「逆転層の下方は概ね北北東の風、上方は概ね南西の風で、上方の風の方が強い」55A-1
「温度風が西から東に向いているため」55B-4
「上空に向かって時計回りに変化している」56A-4
「500hPaの風速が大きい(強い)」56A-4
「上空に向かって南東から南西に時計回りに変化している」56A-4
「上空に向かって北西から西南西に反時計回りに変化し、2.5kmより上はほぼ西南西の風である」56A-4
「風向が不連続となる位置で風速が極小になっている」58A-3
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前線分布
「336K線にほぼ沿う等相当温位線の集中帯が、ひと続きになっている」45A-1
「閉塞前線は強風軸の北側、温暖前線と寒冷前線は強風軸の南側にあり、閉塞点付近を強風軸が通っている」46B-1
「北方の前線のほうが南下が速く、二つの前線の間隔が小さくなる」48B-2
「9540mの等高度線に沿った強風軸のほぼ真下に閉塞点がある」50A-3
「9℃の等温線に沿って上昇流の極大点が連なり、その北西側で等温線の間隔が相対的に狭く予想されている」50B-2
------------------------------
台風
「5880mの等高度線付近の風に流されて西北西に進むため」44B-1
「沖縄地方から遠ざかり、日本に影響を及ぼす恐れがなくなると予想されるため」44B-1
「円形だが、中心の北西側で密度が粗く隙間が見られる」45A-1
「中心の北西側の輝度温度が高く、非対称になっている」45A-1
「背の高い対流雲は、中心付近とその南東側に限られている」45A-1
「台風は最接近後、中心気圧が浅くなりながら遠ざかったため」45A-3
「台風は最接近後、加速して進んだため」45A-3
「眼は不明瞭で、北東側を中心に雲頂高度が高く厚い雲域が広がっている」46A-2
「気温は東側に比べて西側が低く、また、台風中心に近いほど高い」46A-3
「西側では北風による寒気移流があり、東側では西側より積乱雲が発達して凝結熱が大きいため」46A-3
「台風中心は予報円内の東よりにある」46A-4
「円形の等圧線が南南西から北北東方向を長軸とする楕円形に広がる」46A-5
「中心の北側は密だが南南西側は疎となる」46A-5
「中心の暖気核が崩れ、南西側の高温域と連なっている」46A-5
「南東側は暖気移流、南西側は寒気移流となっている」46A-5
「台風は勢力が弱まった後、温帯低気圧に変わって再発達する」46A-5
「中心を取り巻く対流雲の濃密さが増したことから、台風は強まった」49B-1
「500hPaの低気圧の中心は、地上の台風中心の北西にあり、気温は低気圧中心の東側で高く西側で低くなっている」52A-1
「-6℃以上の領域はなくなり、-9℃以下の寒気が南側に回り込んでいる」52A-2
「乾燥域が南側に回り込んでいる」52A-2
「台風の進行方向の右側で風速が強くなっており、中心のすぐ東で最も強い80ノットが予測されている」54B-1
「中心部の相当温位が最も高い」54B-1
「中心の北西側から北東側、南東側にかけて、中心から100~300km離れて弧状に分布」(850hPa50ノット以上の領域)54B-2
「南東側で相対的に強く、最大40ノットに達するが、北西側は最大15ノットで弱い」56B-1
「850hPa面では等相当温位線の集中帯の南縁が風の循環中心を通り、すぐ西に500hPa面のトラフが迫り、温帯低気圧の特徴を備える」56B-2
「数値予報より南側の経路を予想している」56B-2
「数値予報より中心気圧が深まり、より発達すると予想している」56B-2
「台風が弱まり、本州の南に進んだ」56B-2
「台風中心から見て南西側では乾燥域が広がり、北東側は全体が湿潤域となる」60B-2
「楕円形から円に近い形に変化している」60B-2
「中心付近に極大があり、そこからの温度傾度はゆるやかである」60B-2
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降水域
「降水粒子の昇華・蒸発により大気の熱が奪われた」43B-4
「成熟した積乱雲であり、周囲より低温で発散域となっている」44A-3
「発達初期の積乱雲であり、周囲より高温で収束域となっている」44A-3
「高温域で、東風と南風が収束する場所」44A-3
「強い降水は低気圧の進行前面に分布し、後面には降水のない領域が広がる」44A-4
「多量の水蒸気を含む空気が寒冷前線に向かって流れ込み、上昇流が強まるため。」44B-3
「強い暖湿気流が山にぶっかり上昇し、雨が強まる地域」44B-4
「停滞前線付近」「リッジ場の正渦度域」「等相当温位集中帯の南縁で、高相当温位域の東端」45A-1
「湿潤暖気の収束」45A-2
「700hPaでは下降流の場となって湿数が大きくなり、850hPaの寒気移流は弱まっている」49A-3
「相当温位の極大域に近い低気圧性循環の中心の西側」(降水域A')50A-2
「相当温位の極大域付近で風の強いところ」(降水域B'C')50A-2
「高気圧の進行方向の後面で、低気圧の北側の気圧の谷の付近」50B-1
「解析雨量の最大値のほうが低気圧の中心に近いところにある」51A-3
「降水域は広がり、強度は強くなる」51A-3
「北西部で広がり南東部で狭まるが、強度は変わらない」51A-3
「12時間後のほうが、700hPaの上昇流が強く、850hPaの高い相当温位と強い風により、水蒸気の移流が大きいため」52A-2
「南北にのびる帯状の強雨域がゆっくり北上している」52A-2
「山地の南~南西斜面に沿って分布している」53A-3
「北東の風が山地にぶつかって上昇する場所」53B-4
「北東の風と南寄りの風が収束する場所」53B-1
「暖湿空気が、温暖前線のところで収束し上昇する」54B-2
「暖湿空気が、太平洋側の南斜面にぶつかって上昇する」54B-2
「下層に、湿数が小さく相対的に高相当温位の暖湿な東風が予想されている」55B-4
「山岳の風上側で下層の東風に伴って空気塊が地形に沿って上昇するところ」55B-4
「強雨域は帯状の南西側ほど幅が狭くなっている」56A-4
「シアーラインに沿って帯状に20mm/h以上の強いエコーが分布している」59A-4
「山bより標高の高い山aの西側で降水量が多く、山aより東側は降水がない」59B-3
「山cのすぐ西側から山頂付近にかけて降水量が多いが、山cよりも高い山dにかけても弱い降水がある」59B-3
「シアーラインに沿って降水強度が5mm/h以上のエコーが分布している」60A-4
「風向が北西から南寄りに変化し、気温が下降、降雪が強まった後も、風は南寄りで気温が低く、強めの降雪が続いた」60A-4
「メソモデルでは、台風中心の東側に、強い降水域が南北方向に帯状にのびている」60B-2
「雨が雪(みぞれ)に変わる」61A-4
「東北東にのびる高相当温位域の先端付近で風が収束している」61B-1
「雲頂高度はやや高いが、降水はほとんどない」61B-2
「雲頂高度は低いが、強い降水域が分布している」61B-2
「雲は団塊状で雲頂高度は高く、雲域より狭い範囲に、非常に強い降水域が線状にのびる」61B-2
「強雨域の南側は50ノットの南西風、北側は相対的に弱い南西風で、その間に収束が見られる」61B-3
「強雨域は、950hPaの集中帯の南端付近に位置する」61B-3
「大雨の前は南南西の風が強まったが、その後風向が時計回りに変化し西になり弱まった」61B-3
「気温、露点温度ともに下降した」61B-3
「南下する前線の通過」61B-3
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水蒸気フラックスが最大
「風速と水蒸気量がともに最大となるため」44B-3
「850hPaの高い相当温位と強い風により、水蒸気の移流が大きいため」52A-2
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水蒸気量が最大
「気温がほぼ一定で、相当温位が最大となるため」44B-3
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新規図面の対応
①まずは、等値線の種類、間隔、高い側、低い側、+側、-側、単位などを把握
②図面の意図をつかむ
③問題の趣旨に沿って必要な個所をマークし、気を散らさないようにする
(問題文に沿って作業を進めることが大事)
④等値線の高低が読み取りできないケースもあるので注意する
(ほかの図やそれまでの出題、解答から推理できることもある)
⇒低気圧性循環があればそこは低圧と判断できる
⇒激しい降水があれば対流不安定なので上空の相当温位が低いなど
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前線の判断
①地上の等圧線の形状とLマーク、降水域、風向変化を確認
②等相当温位線・等温線の集中帯が示されていれば
温暖前線で1~2°南側が地上の温前線
寒冷前線で0.5~1南側が地上の前線
③閉塞点
・強風軸付近
・等温線、等相当温位線が極端に中心に向かって凸になっているあたり
・乾燥域が低気圧の南に侵入している領域の東縁付近
・明瞭な低気圧性循環がみられる東縁付近
④温暖前線の判断基準
・等相当温位線・等温線の集中帯の南縁
・風向の変化があるところ(南南東から南南西など)
・一般に周辺とその前面、後面は上昇流域で、湿潤域、暖気移流が強い
⑤寒冷前線の判断基準
・等相当温位線・等温線の集中帯の東縁
・前面に強い上昇流域と湿潤域
・後面に乾燥域と下降流域がみられる
・寒気移流が強く
・前線を挟んで風向変化が大きい(後面は北から南西、前面は南西から南東など)
⑥停滞前線の判断基準
・等相当温位線・等温線の集中帯の南縁
・相対的に温度移流は不明瞭
・前線の南側で西から南西、北側で西から北西の風で南側のほうが強いのが一般的
・前線付近でシアーラインが見られる
・前線面的には温暖前線に近い鉛直断面断面を持つ
・前線の南側は湿潤、北側は乾燥域
⑦考慮事項
・前線は低気圧から延びることもあるが低気圧が不明瞭な前線もある
・前線上で低気圧が発生したり、消滅することはよくある
・前線にトラフが接近すると低気圧が発生することはよくある
・前線上に発生した低気圧は前線上を移動することが一般的
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トラフ
大前提:
・低気圧を追い越すか、追い越さないか、直下に入るかに着目することが多い
・トラフや低気圧、前線は複数あるので対象を的確に判断する、指差し確認が大事
①トラフ位置の判断
・等高度線の形状
・大きな正渦度と正渦度線の形状
・前後時間のトラフ位置との整合性
・10~11°東進したと仮定しそのあたりであたりをつける
(ほとんど位置が特定できないほど不明瞭なトラフもある)
・たいていは低気圧に深まりながら接近してくる
②500hPa図にトラフをマークし、確認対象の低気圧の位置をコンパスで映して位置関係の変化を把握する
③確認すべき低気圧との時間軸での変化
・単純な位置関係の変化
・移動経路や深まり、浅まりを含めた位置関係の変化(地名なども)
・低気圧の発達に関する関係性の変化(結びつく、正渦度移流域にはいる、暖気移流、寒気移流が強まるなど)
④考慮事項
・低気圧だけでなく、前線との位置関係を問われることもある
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風向は定規を当てて確認する
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距離A:距離B=時間A:時間B
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刻みは切り捨てとして対応する
整数には+をつけない
符号とあったら+-をつける
SSIの表現時は特に注意
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低気圧中心はコンパスで転写する
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距離はコンパスと緯度10°で測る
3分割は3.3°200NM
6分割は1.7°100NM
7分割は1.4°85NM
8分割は1.25゜75NM
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計算問題は掛け算を先にして、最後に割り算
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温度移流の大きさ
=(風速×温度差)÷距離
寒気から暖気方向ならマイナス
暖気から寒気方向ならプラス
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暖湿空気の相当温位
夏季:相当温位が 340K以上 であると、非常に暖かく湿った空気と見なされます。
冬季:相当温位が 320K以上 であると、暖湿空気と見なされます。
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暖湿空気
定義:温かくて湿った空気のことを指します。
特徴:高温で水蒸気を多く含んでいるため、上昇気流を引き起こしやすいです。これにより、対流活動が活発になり、雷雨や台風の発生に寄与します。
湿潤空気
定義:水蒸気を多く含む空気のことを指しますが、温度に関しては特に指定されていません。
特徴:湿潤空気は、温度に関係なく水蒸気を多く含んでいるため、湿度が高くなります。湿潤空気は、冷たい場合でも霧や霜の形成に寄与します。
違いのまとめ
温度:暖湿空気は高温であるのに対し、湿潤空気は温度に関係なく水蒸気を多く含んでいます。
気象現象:暖湿空気は対流活動を活発にし、雷雨や台風を引き起こすことが多いですが、湿潤空気は霧や霜の形成に寄与します。
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バイアススコア
予報の精度評価に用いられる指標です。具体的には、実際の現象(例えば降水)があった回数と予報がその現象を予測した回数との比を示します。降雨の場合、分母は実際に雨が降った回数、分子は雨予報の回数として計算されます.
バイアススコア=(A+C)/(A+B)
バイアススコア=雨予報回数/実況雨回数
このスコアは、予報の的中率や空振り率と組み合わせて、より詳細な精度評価を行う際に役立ちます。
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表面雨量指数
格子間隔は、緯度方向で約0.0083度、経度方向で約0.0125度で、約1km四方の領域に相当します。この指数は、地形や土地利用を考慮して、降った雨による浸水の危険度を評価するために用いられています
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土壌雨量指数
降った雨が土壌中にどれだけ貯まっているかを解析雨量をもとに数値化した指標で、約1km四方の領域に分割した格子間隔で提供されています。
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流域雨量指数
過去の災害発生時の値に基づいて洪水警報等の基準値を設定しており、計算格子は5kmから1kmに精緻化されています。これらの指数は、災害対策に重要な役割を果たしています。
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積雪がある場合とない場合の地表面の冷却
いくつかの要因が影響します。以下に、積雪がある場合とない場合の地表面冷却の違いを説明します。
放射冷却:
積雪がある場合:
積雪は断熱材として機能し、地表面から下層への熱伝導を防ぎます。
新雪は空気を多く含んでおり、熱容量が小さく、熱エネルギーを貯めにくいため、放射熱をすぐに失います。
そのため、積雪がある場合、朝晩の気温低下が強まります。
積雪がない場合:
地表面は直接大気と接しているため、放射熱が効率的に逃げます。
地表面の熱容量が大きいため、放射冷却が緩やかに進みます。
アルベド効果:
積雪は太陽からの放射を反射する割合(アルベド)を高めます。
積雪がある場所では昼間の気温上昇が抑えられ、1日の気温が低くなる傾向があります。
積雪の影響は気象条件や地域によって異なりますが、これらの要因が地表面の冷却に影響を与えています。
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東西指数
気象予報において重要な指標の一つです。これは偏西風の南北方向の蛇行の程度を示すもので、具体的には500hPa面における北緯40°と北緯60°の高度差の平均を表します。この指数が大きい場合、東西の流れが卓越し、小さい場合は南北に蛇行していることを示します。偏西風の蛇行の度合いを理解する上で重要な概念ですね。
東西指数が高い場合:
偏西風が強く、直線的に東から西へ吹いている状態です。このとき、気圧配置は比較的均一で、寒冷前線や温暖前線がはっきりと現れにくいことがあります。また、天気は安定していることが多いです。
東西指数が低い場合:
偏西風が蛇行している状態で、南北方向に波ができています。このとき、寒冷前線や温暖前線が発達し、天気が不安定になることがあります。低気圧や雨雲が発生しやすいです。
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熱帯収束帯と台風の関係
熱帯収束帯(Intertropical Convergence Zone、略称:ITCZ)は、大気循環の中で赤道付近に形成される低気圧地帯です。ここでは、北東貿易風と南東貿易風がぶつかり合います。具体的には、太平洋高気圧からの北東風の貿易風と、赤道を超えて南から吹く南東風の貿易風がこの帯域で交差します。熱帯収束帯上で発生した積乱雲が群れのように集まり、「クラウドクラスター」と呼ばれるものが発生します。積乱雲は発達すると内部で凝結が起こり、潜熱を放出して空気を温めます。そのため、クラウドクラスターがあるところでは地上気圧が下がり、渦を巻いて熱帯低気圧になることがあります。
熱帯収束帯は、台風の発生場所でもあります。特に海面温度が27℃以上の北緯10~25度の太平洋や南シナ海周辺で台風が発生します。この帯域は季節によって移動し、梅雨や乾期の気象に影響を与えています。
簡潔に言えば、熱帯収束帯は台風の母体となる場所であり、気象学や地理学の分野で重要な役割を果たしているのです。
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熱帯収束帯(Intertropical Convergence Zone、略称:ITCZ)
大気循環の中で赤道付近に形成される低気圧地帯です。赤道低圧帯とも呼ばれます。大気循環において、日射量の多い赤道付近で上昇気流が形成され、ここで上昇した空気は緯度20?30度の低緯度地域で下降気流となります(亜熱帯高圧帯)。このため、赤道地域は低気圧、低緯度地域は高気圧となり、地上では常に赤道へ向かって吹き込む気流が形成されます。この風を貿易風といいます。
熱帯収束帯は、北半球の北東貿易風と南半球の南東貿易風が合流する領域であり、日々の変動は大きいものの、平均的には赤道前線やモンスーントラフとも呼ばれます。この帯域は季節によって移動し、梅雨や乾期の気象に影響を与えます。
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気象情報の対象予報区S39-13
気象庁が天気予報や警報・注意報を発表するために設定した区域のことです。日本全国は約400の予報区に区分されており、それぞれの予報区に対して詳細な気象情報が提供されます。
予報区の種類
全国予報区:日本全体を対象とした予報区。
地方予報区:北海道、東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄の10地方に分けられます。
府県予報区:各都道府県ごとに設定された予報区。
一次細分区域:府県予報区をさらに細分化した区域で、より詳細な予報が提供されます。
予報区の役割
天気予報:各予報区ごとに天気予報が発表され、地域ごとの天気の変化を把握できます。
警報・注意報:災害の発生が予想される場合、各予報区ごとに警報や注意報が発表されます。
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台風の各高度における循環:S39-8
下層(地表付近):
地表付近では、風は気圧の低い中心に向かって吹き込みます。この風は摩擦力の影響を受け、中心付近で行き場を失った空気はらせん状に上昇します。
中層(約5000m前後):
中層では、摩擦力の影響が少ないため、風は収束も発散もせずに上昇します。ここでは、反時計回りのらせん状の上昇気流が見られます。
上層(約12000m以上):
台風の上層では、中心から外側に向かって風が発散するため、高気圧性循環が形成されます。これは、上昇した空気が冷却されて下降し、周囲に広がるためです。
この高気圧性循環は、台風の発達と維持に重要な役割を果たします。上層での発散が強いほど、下層での収束と上昇気流が強まり、台風がさらに発達することになります
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分子粘性S39-5
流体(液体や気体)の内部で分子同士が相互作用することで生じる抵抗力のことです。これは、流体の「ねばり」の度合いを示し、流体が流れる際の抵抗を表します。
分子粘性のメカニズム
分子間力:流体中の分子は互いに引き合ったり反発したりする力を持っています。この分子間力が流体の粘性を生み出します。
運動エネルギー:分子は常に運動しており、その運動エネルギーが粘性に影響を与えます。温度が上昇すると分子の運動が活発になり、液体の粘性は低下しますが、気体の粘性は逆に増加します。
粘性の種類
動粘性:流体の粘性を密度で割ったもの。単位は平方メートル毎秒(m2/s)です。
絶対粘性:流体の粘性そのもの。単位はパスカル秒(Pa・s)です。
粘性の影響
粘性は、流体の流れに対する抵抗力として働きます。例えば、粘度が高い液体(例:ハチミツ)は流れにくく、粘度が低い液体(例:水)は流れやすいです。
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亜熱帯ジェット気流と寒帯前線ジェット気流の合流
必ずしも同じ高度で合流するわけではありませんが、近い高度で合流することが多いです。以下のポイントを考慮すると理解しやすいです:
高度の違い
亜熱帯ジェット気流:通常、対流圏上部の約10~15kmの高度に位置します。
寒帯前線ジェット気流:対流圏上部の約8~12kmの高度に位置します。
合流時の高度
合流する際には、これらのジェット気流が近い高度で接近し、相互作用することが多いです。特に、冬季には温度傾度が大きくなるため、ジェット気流が強まり、合流しやすくなります。
影響
合流したジェット気流は、風速が増加し、低気圧の発達や移動に影響を与えることがあります
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的中率と捕捉率と空振り率
的中率
的中率は、全予報数に対して予報が的中した割合を示します。:
的中率=(A+D?)/(A+B+C+D)
ここで、Aは「降水あり」と予報して実際に降水があった回数、Dは「降水なし」と予報して実際に降水がなかった回数です。
捕捉率
捕捉率は、実際に降水があった場合に予報が「降水あり」と的中した割合を示します。:
捕捉率=A/(A+B)
ここで、Aは「降水あり」と予報して実際に降水があった回数、Bは「降水なし」と予報して実際に降水があった回数です。
空振り率
空振り率は、予報が「降水あり」としたが実際には降水がなかった割合を示します。具体的には、次のように計算されます:
空振り率(降水あり予報の評価)=C/(A+C)
全予報回数における空振り率=C/(A+B+C+D)
見逃し率
見逃し率は、実際の降水回数のうち降水なしと予報された割合です:
見逃し率(実際の降水回数で評価)=B/(A+B)
全予報回数における見逃し率=B/(A+B+C+D)
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捕捉率と空振り率の関係性
一般的に捕捉率を高めると空振り率も高くなる傾向があります。これは、予報が「降水あり」とする頻度を増やすことで、実際に降水があった場合の的中率(捕捉率)が上がる一方で、実際には降水がなかった場合の誤報(空振り率)も増えるためです。
ここで、Cは「降水あり」と予報して実際には降水がなかった回数です
具体例
例えば、予報が慎重で「降水あり」とする頻度が少ない場合、捕捉率は低くなるかもしれませんが、空振り率も低く抑えられます。一方で、予報が積極的に「降水あり」とする場合、捕捉率は高くなりますが、空振り率も高くなる可能性があります。
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ウィンドプロファイラ
上空の風向や風速を観測するための気象観測機器です。観測高度は以下のように異なります:
晴天時:おおよそ 3km~6km まで観測可能です。
降雨時:降水粒子による散乱が増えるため、観測高度は 7km~9km まで拡大します。
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凍雨(とうう)
主に球形の透明な氷の粒が降る気象現象です。これは、雨粒や解けかけた雪が落下の途中で再び凍ったものです。凍雨は主に高層雲や乱層雲から降ります
凍雨の形成メカニズム
上空の暖気層:上空に0℃以上の暖かい空気の層が存在します。この層で雪が解けて雨になります。
地表付近の冷気層:地表付近に0℃以下の冷たい空気の層が存在します。この層を通過する際に雨粒が再び凍結して氷の粒となります。
凍雨と他の降水現象の違い
あられ:あられは積乱雲から降ることが多く、凍雨は主に高層雲や乱層雲から降ります。
ひょう:ひょうは直径5mm以上の氷の粒で、凍雨はそれより小さい氷の粒です。
みぞれ:みぞれは雪と雨が混ざった状態で降る現象で、凍雨とは異なります。
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冷気湖(れいきこ)
山岳地帯や盆地などで冷気が滞留して形成される現象です。以下に冷気湖の形成メカニズムを説明します:
地形の影響:冷気湖は、周囲よりも低い地形、特に盆地や谷で形成されます。これらの地形は冷気が流れ込みやすく、滞留しやすい特徴があります。
放射冷却:夜間に地表が放射冷却によって冷やされると、地表付近の空気も冷却されます。この冷気は重いため、斜面を下って盆地や谷底に集まります。
逆転層の形成:冷気が集まると、地表付近に冷たい空気の層が形成され、上空には比較的暖かい空気が存在する逆転層が生じます。この逆転層が冷気湖の安定性を保ちます。
風の影響:上空の風が強くなると、冷気湖は崩れて消えることがありますが、風が弱い場合は冷気湖が長時間持続します。
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プリミティブ方程式
数値予報モデルの基礎となる重要な方程式群です。これらの方程式は、大気の運動やエネルギーの変化を記述するために使用されます。具体的には、以下のような方程式が含まれます:
運動方程式:大気の運動を記述する方程式で、風速や気圧の変化を表します。
連続の方程式:質量保存の法則に基づき、大気の密度や流れの変化を記述します。
熱力学第一法則:エネルギー保存の法則に基づき、温度やエネルギーの変化を記述します。
状態方程式:気体の状態を記述する方程式で、気圧、温度、密度の関係を表します。
これらの方程式は、静水圧平衡(大気の鉛直方向の力のバランス)を仮定しているため、広い空間スケールの現象(例:温帯低気圧)を予測するのに適しています。
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日照率の計算方法
日照率は、実際に日照があった時間(日照時間)を、昼間の時間(可照時間)で割り、その結果に100を掛けて求めます。具体的な計算式は以下の通りです:
日照率(%)=(可照時間/日照時間?)×100
例えば、ある日の可照時間が12時間で、そのうち実際に日照があった時間が9時間だった場合、日照率は次のように計算されます:
日照率=(9/12?)×100=75%
この計算方法を使うことで、特定の期間における日照の割合を簡単に求めることができます
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早期天候情報
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます(降雪量については11月~3月のみ)。 このページの情報の更新は、発表日の14時45分までに行いますので、情報発表の有無の確認は、14時45分頃以降にお願いいたします
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暴風域に入る確率(分布表示)
気象庁では、5日(120時間)先までに暴風域に入る確率の分布図を6時間ごとに発表します。暴風域に入る確率(分布表示)は、台風(発達する熱帯低気圧を含む)の実況や予報をもとに、北緯20~50度、東経120~150度で囲まれる領域を対象としており、緯度方向0.4度、経度方向0.5度の領域毎に3段階に色分けして示しています。
暴風域に入る確率の市町村等をまとめた地域ごとの時系列図
気象庁は、5日(120時間)先までに暴風域に入る確率の市町村等をまとめた地域ごとの時系列図を6時間ごとに発表します。時系列図は、下の図のようにの3時間ごとの値を示します。
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オホーツク海高気圧
オホーツク海や千島近海に中心を持つ冷涼湿潤な高気圧です。主に春の後半から夏にかけて現れます。
冷涼湿潤: オホーツク海高気圧は冷たく湿った空気を伴い、特に北海道や東北地方に影響を与えます。
長期間の停滞: 一度発生すると数日から2週間程度停滞することがあり、これにより低温や日照不足をもたらすことがあります。
やませの原因: 東北地方では、オホーツク海高気圧から吹き込む冷たい東風を「やませ」と呼び、これが冷害の原因となることがあります。
発生要因: オホーツク海の冷たい海水と、周囲を囲む陸地の地形が高気圧の発生に寄与しています。
偏西風の蛇行: 偏西風が大きく蛇行し、オホーツク海やカムチャツカ半島付近の上空で気圧の尾根がほとんど動かなくなると、オホーツク海高気圧が発生しやすくなります。
シベリアの高温: 夏のシベリアは太陽の日射しで地面が暖められ、地面付近の気圧が低くなります。一方、オホーツク海は冷たい海水で満たされているため、海面付近の気圧が高くなります。
冷たい海水: 初夏まで海氷が残る冷たいオホーツク海と、北側と西側を陸地に囲まれた独特の地形が高気圧の発生に寄与します。
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平均誤差(Mean Error, ME)と2乗平均平方根誤差(Root Mean Square Error, RMSE)
一般に、平均誤差(Mean Error, ME)は2乗平均平方根誤差(Root Mean Square Error, RMSE)以下の値となることが多いです。これは、RMSEが誤差の二乗平均を平方根したものであり、誤差の絶対値を考慮するためです。
RMSEは誤差の二乗を平均してから平方根を取るため、誤差の大きさに対してより敏感です。そのため、MEよりも常に大きいか等しい値となります。
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気候的出現率(climatic appearance rate)
過去30年間の気象データを基に、特定の気象現象がどの程度の頻度で発生するかを示す統計的な指標です。具体的には、以下のように分類されます:
低い(少ない): 過去30年間のデータのうち、最も少ない10年間の値。
平年並み: 過去30年間のデータのうち、中間の10年間の値。
高い(多い): 過去30年間のデータのうち、最も多い10年間の値。
これにより、各階級の出現率は約33%ずつとなります。例えば、向こう1か月間の平均気温を予想する場合、「低い」「平年並み」「高い」のいずれかの確率がそれぞれ33%となります。
この指標は、季節予報や長期予報において、過去のデータに基づく予測を行う際に利用されます。
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スコールライン(squall line)
線状に並んだ強い対流活動の領域で、しばしば雷や激しい降雨を伴います。これはメソスケール対流システムの一種で、幅が30?40km、長さが400?500km程度のものが一般的です。
特徴
対流活動: スコールラインは、積乱雲が連続して発生することで形成されます。これにより、強い風や雷雨が発生します。
移動: スコールラインは、寒冷前線の前方に形成されることが多く、前線とともに移動します。
影響: 突風や激しい降雨をもたらし、短時間で大きな被害を引き起こすことがあります。
形成メカニズム
スコールラインは、寒冷前線やガストフロント(突風前線)に沿って形成されることが多いです。これらの前線が暖かく湿った空気を持ち上げ、強い対流活動を引き起こします。
分類
スコールラインは、その内部構造や形成過程によりいくつかのタイプに分類されます:
・破線型
・バックビルディング型
・破面型
・埋没型
これらの分類は、スコールラインの発達や持続時間、移動速度などに影響を与えます。
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メソスケール(mesoscale)
気象現象をその大きさにより分類したときの一つのスケールで、水平スケールが約2kmから2,000kmの範囲にある現象を指します。このスケールの気象現象には、以下のようなものがあります:
積乱雲: 局地的な強い降雨や雷雨を伴う雲。
局地風: 山風や海風など、特定の地形や地域に特有の風。
台風: 熱帯低気圧の一種で、広範囲にわたる強風と大雨をもたらします。
集中豪雨: 短時間に大量の雨が降る現象で、洪水や土砂災害の原因となります。
メソスケールの気象現象は、総観規模(synoptic scale)よりも小さく、ミクロスケール(microscale)よりも大きいスケールに位置します。これらの現象は、短期間で急速に発達することが多く、予測が難しいため、気象予報において特に重要です。
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総観規模(synoptic scale)
気象学において水平スケールが約1,000kmから10,000kmの現象を指します。この規模の気象現象には、高気圧や低気圧、前線などが含まれます。これらの現象は、天気図に現れる比較的大きなスケールの気象現象であり、日々の天気の変化に大きな影響を与えます。
総観規模の気象現象は、地球規模の大気循環の一部として理解され、気象予報や気候モデルにおいて重要な役割を果たします。例えば、ジェット気流や大規模な気圧配置の変化が総観規模の現象に該当します。
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洪水警報や注意報の発表基準には、流域雨量指数や複合基準が重要な役割を果たしています。また、洪水予報とも密接に関連しています。
これらの指標や基準は、気象庁が提供する防災情報の一部として、洪水リスクの評価と警報・注意報の発表に利用されています。
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流域雨量指数
流域雨量指数は、河川の流域に降った雨水がどれだけ下流の地域に影響を与えるかを示す指標です。これは、過去の降雨量と現在の降雨量を基に計算され、河川の増水や氾濫の危険度を評価します12。
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複合基準
複合基準は、上流域の降雨と対象地域の降雨の双方の影響を考慮して設定されます。これにより、洪水害の危険度をより正確に評価することができます3。例えば、流域雨量指数と降雨量の組み合わせにより、河川の増水や氾濫の危険度を判断します3。
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洪水予報との関係
洪水予報は、指定された河川での増水や氾濫のリスクを予測するもので、流域雨量指数や複合基準と連携して発表されます。これにより、地域住民に対して早期の避難や対策を促すことができます。
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大雨警報や注意報の発表基準には、土壌雨量指数と表面雨量指数が用いられています。これらの指数は、降雨による災害リスクを評価するための重要な指標です。
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土壌雨量指数
土壌雨量指数は、降った雨が土壌にどれだけ蓄積されているかを示す指標です。これは、土砂災害(例えば、土石流やがけ崩れ)の危険度を評価するために使用されます。土壌雨量指数は、過去の降雨量と現在の降雨量を基に計算され、土壌中の水分量がどれだけ増加しているかを示します。
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表面雨量指数
表面雨量指数は、降った雨が地表面にどれだけ溜まっているかを示す指標です。これは、短時間の強い降雨による浸水の危険度を評価するために使用されます。表面雨量指数は、地面の被覆状況や地質、地形勾配などを考慮して計算されます。
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3次元の実況捕外から対流予測モデル
降水ナウキャストが2次元で予測するのに対し、高解像度降水ナウキャストでは、降水を3次元で予測する手法を導入しています。 予測前半では3次元的に降水分布を追跡する手法で、予測後半にかけて気温や湿度等の分布に基づいて雨粒の発生や落下等を計算する対流予測モデルを用いた予測に徐々に移行していきます。
また、高解像度降水ナウキャストでは、積乱雲の発生予測にも取り組んでいます。 地表付近の風、気温、及び水蒸気量から積乱雲の発生を推定する手法と、微弱なレーダーエコーの位置と動きを検出して、微弱なエコーが交差するときに積乱雲の発生を予測する手法を用いて、発生位置を推定し、対流予測モデルを使って降水量を予測します。
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高解像度降水ナウキャストと降水ナウキャストの比較(実況値と実況解析値)
従来からある降水ナウキャスト(以後、降水ナウキャスト)が気象庁のレーダーの観測結果を雨量計で補正した値を予測の初期値としているのに対し、高解像度降水ナウキャストでは、気象庁のレーダーのほか国土交通省レーダ雨量計を利用し、さらに雨量計や地上高層観測の結果等を用いて地上降水に近くなるように解析を行って予測の初期値を作成しています。 なお、降水ナウキャストでは予測初期値を実況値と呼ぶのに対し、高解像度降水ナウキャストでは解析値あるいは実況解析値と呼んでいます
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高解像度降水ナウキャスト
気象レーダーの観測データを利用して、250m解像度で降水の短時間予報を提供します。
気象庁は全国20箇所に気象ドップラーレーダーを設置して、日本全国のレーダー雨量観測を行っています。 このドップラーレーダー観測網は、局地的な大雨の観測精度の向上を図るため、平成24~25年度にレーダー観測データの距離方向の解像度を従来の500mから250mに向上させるための機器更新を行いました。
高解像度降水ナウキャストは、これら気象ドップラーレーダーの観測データに加え、気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する全国の雨量計のデータ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測データ、国土交通省レーダ雨量計のデータも活用し、降水域の内部を立体的に解析して、250m解像度の降水分布を30分先まで予測します。
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太暉混濁係数(たいきこんだくけいすう)
大気中のエアロゾルや水蒸気などによる日射の減衰を表す指標です。以下は、太暉混濁係数の算出方法の概要です。
観測データの収集:
地方真太陽時の9時、12時、15時の各正時をはさむ前後30分間の中で、太陽方向に雲がない時間帯の直達日射量瞬間値を使用します。
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おろし風(颪)
山や丘から吹き下ろしてくる風のことを指します。特に冬季に見られることが多く、冷たく乾燥した風です。日本の太平洋沿岸一帯でよく知られています。
おろし風は、山脈の山頂からあまり高くない高度に逆転層(安定層)があるときに発生します。山から吹き下りる際に冷たい空気が滑降し、強い風となります。例えば、六甲山から吹き下ろす「六甲颪」や、赤城山から吹き下ろす「赤城颪」など、地域ごとに特有の名前が付けられています。
一方、だし風は峡谷の中や出口から海に向かって吹く強風のことを指します。例えば、山形県の庄内平野で吹く「清川だし」などが有名です。
おろし風とだし風は、どちらも地形によって発生する局地風ですが、その発生メカニズムや影響する地域が異なります
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暗域とジェット気流
暗域は、主に中上層の大気が乾燥している領域を指し、ジェット気流の極側に帯状に現れることが多いです。ジェット気流は、地球の大気中で最も強い風の流れで、通常は高度約10km付近に存在します。
ジェット気流の位置は、明域と暗域の境界(バウンダリー)にほぼ一致しますが、バウンダリーの西端は形状やコントラストが東端よりやや不明瞭なことがあります。また、ジェット気流の北側(極側)は乾燥しているため暗域が形成され、南側(赤道側)は湿っているため明域が形成されます。
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積雲対流パラメタリゼーション
数値予報モデルで積雲対流(雲の形成や降水を伴う対流現象)を表現するための手法です。これは、モデルの解像度が低いために直接解像できない小規模な対流現象を、統計的または経験的な方法で表現するものです。
主なポイント
浮力と鉛直輸送: 積雲対流は浮力を起源とし、熱や水蒸気、運動量を鉛直方向に輸送します。
マスフラックス型スキーム: 多くのモデルでは、対流域の鉛直輸送をマスフラックスという量で記述し、対流域と環境場の間のエントレインメント(流入)とデトレインメント(流出)を考慮します。
エントレインメントとデトレインメント: 対流内の空気と環境場の空気の混合が、対流の強さや鉛直輸送に影響を与えます。
この手法は、特に低解像度の数値予報モデルで重要であり、対流による降水や熱の再分配を適切に表現するために不可欠です。
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積算水蒸気量(可降水量)
大気中に含まれる水蒸気(気体のH?O)の量を鉛直方向に積算したもので、単位面積あたりの水の量で表されます。通常、単位は「kg/m2」で示されます。
この指標は、降水量や積算雲水量とともに、大気の状態を示す重要な水文量です。積算水蒸気量は、特に気象予報や気候研究において重要な役割を果たします。
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ガストフロント(gust front)
積乱雲からの冷たい下降気流が地表に達し、水平に広がる際に形成される現象です。:
水平的な広がり: 数十キロメートルから100キロメートル程度。
鉛直方向の厚さ: 数百メートルから2,000メートル。
移動速度: 冷気層の厚さや温度差によって異なり、例えば厚さ1 kmで気温降下が10℃の場合、移動速度は約18 m/s。
気象現象: ガストフロントの通過時には、数分間で数℃の急激な気温低下や数ヘクトパスカルの気圧上昇が見られます。また、短時間の強い降雨や突風が発生することがあります。
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ダウンバースト
積乱雲から発生する強い下降気流が地表に衝突し、四方に広がる現象です。:
風速: 瞬間風速が50 m/sを超えることがあります。
水平的な広がり:
マイクロバースト: 水平的な広がりが約4 km未満。
マクロバースト: 水平的な広がりが約4 km以上。
発生原因: 積乱雲内の降水粒子が周囲の空気を冷却し、密度が増して下降気流が強化されることによります。
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全球モデルでの鉛直p速度(鉛直速度)の求め方
連続の式(質量保存の式): 連続の式を用いて、鉛直速度を計算します。これは、質量保存の法則に基づいており、鉛直方向の質量の変化を考慮します。
水平方向の運動方程式: 水平方向の運動方程式を使用して、鉛直速度を求めます。これにより、水平風の変化が鉛直速度に与える影響を考慮します。
具体的には、静力学平衡の近似を用いて、鉛直速度を計算します。これにより、鉛直方向の運動方程式を立てることなく、鉛直速度を求めることができます。
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降水短時間予報:
降水短時間予報は、6時間先までと7時間から15時間先までとで発表間隔や予測手法が異なります。6時間先までは10分間隔で発表され、各1時間降水量を1km四方の細かさで予報します。7時間先から15時間先までは1時間間隔で発表され、各1時間降水量を5km四方の細かさで予報します
水平格子間隔: 1 km
予測範囲: 日本全域
予測更新頻度: 毎時00分および30分
予測時間: 最大6時間先まで
予測要素: 1時間降水量
データ形式: GRIB2(国際気象通報式FM92)
この予報は、気象レーダーやアメダスなどの観測データ(後半は数値予報も利用)を基にしており、短時間での降水予測に高い精度を持っています
降水短時間予報の7時間より先の予測は、以下のような諸元で行われます:
水平格子間隔: 5 km
予測範囲: 日本全域
予測更新頻度: 毎時00分および30分
予測時間: 7時間先から15時間先まで
予測要素: 1時間降水量
データ形式: GRIB2
この予測は、数値予報メソモデルMSM、局地モデルLFMを統計的に処理した結果を基にしてます。
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大気境界層(たいききょうかいそう)
地表面から高度約1 kmまでの大気の層を指します。この層は、地表面の摩擦や熱、湿度の影響を強く受けるため、他の大気層とは異なる特徴を持っています。
①主な特徴
摩擦の影響: 地表面との摩擦により、風速や風向が変化します。
熱と湿度の影響: 地表面からの熱や水蒸気の影響を受けやすく、気温や湿度が大きく変動します。
日変化: 昼間は太陽の熱で対流が活発になり、夜間は安定した層が形成されます。
②層の構造
接地境界層: 地表面に接する層で、摩擦の影響が最も強い部分です。高度は数十メートル程度です。
対流混合層: 昼間に形成される層で、対流が活発に起こり、熱や湿度が均一に混合されます。
安定境界層: 夜間に形成される層で、対流が抑えられ、安定した状態になります。
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頻度バイアス補正
気象予報や気候モデルの予測精度を向上させるための手法です。具体的には、予測された気象データの頻度分布を、観測されたデータの頻度分布に合わせるように補正することを指します。
例えば、数値予報モデルが実際の降水量よりも少ない頻度で大雨を予測する場合、頻度バイアス補正を用いて予測頻度を実際の頻度に近づけます。これにより、予測の精度が向上し、特に発生頻度の少ない現象(例えば、激しい雨や強風)の予測が改善されます。
この手法は、気候変動の影響評価や異常気象の早期警戒において重要な役割を果たします。
目的: 予測された気象データの頻度分布を、観測されたデータの頻度分布に合わせることで、予測精度を向上させます。
適用例: 降水量ガイダンスなどで、特に発生頻度の少ない現象(例えば、大雨や強風)の予測精度を改善するために使用されます。
手法: 観測データと予測データの頻度分布を比較し、予測データを補正します。これにより、予測の不確実性を減少させます。
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メソアンサンブル予報システム(Meso-scale Ensemble Prediction System, MEPS)
水平格子間隔: 5 km
予測範囲: 日本付近
予測更新頻度: 1日4回(00 UTC、06 UTC、12 UTC、18 UTC)
予測時間: 最大39時間先まで
予測要素: 気温、風、相対湿度、降水量、雲量、日射量など
メンバー数: 21メンバー
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季節アンサンブル予報システム(Seasonal Ensemble Prediction System, SEPS)
水平格子間隔: 約55 km 海洋 約25km
予測範囲: 全球
予測更新頻度: 1か月に1回
予測時間: 最大240日(約8か月)先まで
予測要素: 気圧、気温、風、相対湿度、降水量、雲量、日射量など
メンバー数: 5メンバー
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全球アンサンブル予報システム(Global Ensemble Prediction System, GEPS)
水平格子間隔: 約40 km(18日先まで)、約55 km(18日以降)
予測範囲: 全球
予測更新頻度: 1日2回(00 UTC、12 UTC)
予測時間: 最大34日先まで
予測要素: 気圧、気温、風、相対湿度、降水量、雲量、日射量など
メンバー数: 5.5、11、18日間(51メンバー) 34日間(25メンバー)
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メソ数値予報モデル(MSM)
水平格子間隔: 5 km
予測範囲: 日本全域
予測更新頻度: 1日8回
予測時間: 00, 12UTC初期値の予測は78時間先まで、それ以外の初期値の予測は39時間先まで
予測要素: 気温、風、相対湿度、降水量、雲量、日射量など
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全球モデル(Global Spectral Model, GSM)
水平格子間隔:20kmから13kmに改善
予測範囲: 全球
予測更新頻度: 6時間ごと
予測時間: 最大予測期間は、11日(264時間)先
予測要素: 気圧、気温、風、相対湿度、降水量、雲量、日射量など
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局地モデル(Local Forecast Model, LFM)
水平格子間隔: 2 km
予測範囲: 日本全域
予測更新頻度: 1時間ごと
予測時間: 0時、3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時を出発点とした予測は18時間先まで、それ以外の時刻からの予測は10時間先まで
予測要素: 気温、風、相対湿度、積算降水量、日射量など
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夏日: 最高気温が25℃以上の日。
真夏日: 最高気温が30℃以上の日。
冬日: 最低気温が0℃未満の日。
真冬日: 最高気温が0℃未満の日
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日照時間
観測基準は、直達日射量が 0.12 kW/㎡(120 W/㎡)以上である時間と定義されています。この基準に基づいて、日照計が直射日光を受けた時間を計測します。直射日光がこの基準を満たさない場合は「日照なし」と判断されます。
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浸水キキクル(大雨警報(浸水害)の危険度分布)
短時間強雨による浸水害発生の危険度の高まりを、地図上で1km四方の領域ごとに5段階で色分けして示す情報です。常時10分毎に更新しており、雨が強まってきたときや大雨警報(浸水害)等が発表されたときに、どこで危険度が高まっているのかを把握することができます。
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土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)
大雨による土砂災害発生の危険度の高まりを、地図上で1km四方の領域(メッシュ)ごとに5段階に色分けして示す情報です。常時10分毎に更新しており、大雨警報(土砂災害)や土砂災害警戒情報等が発表されたときには、土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)により、どこで危険度が高まっているかを把握することができます。
「災害切迫」(黒)が出現した場合、土砂災害警戒区域等では、命に危険が及ぶような土砂災害が切迫しているか、すでに発生している可能性が高い状況となります。このため、避難にかかる時間を考慮して、土壌雨量指数等の2時間先までの予測値を用いて「危険」(紫)、「警戒」(赤)、「注意」(黄)、「今後の情報等に留意」(無色)の危険度を表示しています
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洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)
大雨による中小河川(水位周知河川及びその他河川)の洪水災害発生の危険度の高まりを5段階に色分けして地図上に示したものです。危険度の判定には3時間先までの流域雨量指数の予測値を用いており、中小河川の特徴である急激な増水による危険度の高まりを事前に確認することができます。また、大河川で洪水のおそれがあるときに発表される指定河川洪水予報や国管理河川の洪水の危険度分布(水害リスクライン)について表示しており、中小河川の洪水危険度とあわせて確認することができます。
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熱的低気圧(ねってきていきあつ)
主に陸地で発生する低気圧の一種です。これは、地表面が太陽の熱で温められることによって生じます。具体的には、以下のようなプロセスで形成されます:
①日射による地表面の加熱: 太陽の光が地表面を温めます。
②空気の上昇: 温められた地表面に接する空気が暖まり、密度が低くなって上昇します。
③上昇気流の発生: 上昇した空気が対流圏中層?上層で発散し、その場の気圧が下がります。
④低気圧の形成: これにより、地表付近の気圧が低くなり、熱的低気圧が形成されます。
この現象は、特に春から夏にかけて、晴天で日射しの強い日に内陸部でよく見られます
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スコールライン(squall line)
線状に並んだ活発な積乱雲の集まりを指します。この現象は、しばしば雷や激しい降雨、突風を伴います。スコールラインは、メソスケール対流システムの一種であり、長さと幅の比によって他の現象と区別されます。
スコールラインは、通常、寒冷前線の前方に形成され、前線の進行方向に沿って移動します。この現象は、短時間で強い風や雨をもたらし、気温の急激な変化や気圧の上昇を引き起こすことがあります。
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https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/snow.html
解析積雪深
解析積雪深は、積雪の深さを面的に推定するプロダクトです。具体的には、以下のようにして計算されます:
データの利用:解析雨量、局地数値予報モデルの降水量、気温、日射量などのデータを使用します。
積雪変質モデル:これらのデータを積雪変質モデルに与え、新たに積もる雪の量、融ける雪の量、時間の経過による積雪の沈み込みなどを計算します。
観測値での補正:積雪深計の観測値で補正することで、積雪の深さの実況を約5km四方の格子で推定します。
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解析降雪量
解析降雪量は、解析積雪深が1時間前から現在までに増加した量を推定するプロダクトです。具体的には以下のようにして計算されます:
積雪深の変化:1時間前から現在までの積雪深の変化を計算します。
降雪量の推定:積雪深が増加した場合、その増加量を降雪量として推定します。減少した場合は降雪量は0となります。
これらのデータは、積雪深計による観測が行われていない地域を含めた積雪・降雪の面的な状況を把握するのに役立ちます。
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ハイブリッドデータ同化手法
数値予報モデルの精度を向上させるために用いられる技術です。この手法は、異なるデータ同化手法を組み合わせることで、各手法の長所を活かし、短所を補うことを目的としています。
具体的には、以下のような手法が組み合わされます:アンサンブルカルマンフィルタ、4次元変分法
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アンサンブルカルマンフィルタ(EnKF):
複数の予報モデルを用いて、予報誤差の統計的性質を推定します。これにより、予報の不確実性を考慮したデータ同化が可能になります。
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4次元変分法(4D-Var):
観測データと予報モデルの時間的な変化を考慮し、最適な初期条件を求めます。この手法は、時間的な連続性を保ちながらデータ同化を行うため、予報精度が向上します。
ハイブリッドデータ同化手法では、これらの手法を組み合わせることで、より精度の高い予報を実現します。例えば、アンサンブルカルマンフィルタの予報誤差共分散を4次元変分法に組み込むことで、予報の不確実性を考慮しつつ、時間的な連続性を保つことができます。
この手法は、気象予報や海洋予報など、さまざまな分野で活用されています。特に、観測データが限られている場合や、予報の精度が重要な場合に効果を発揮します。
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大雨特別警報(土砂災害)の場合
過去の多大な被害をもたらした現象に相当する土壌雨量指数の基準値を地域毎に設定し、この基準値以上となる1km格子が概ね10個以上まとまって出現すると予想される状況において、当該格子が存在し、かつ、激しい雨がさらに降り続くと予想される市町村等に大雨特別警報(土砂災害)を発表します。
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大雨特別警報(浸水害)の場合
過去の多大な被害をもたらした現象に相当する表面雨量指数及び流域雨量指数の基準値を地域毎に設定し、以下の①又は②を満たすと予想される状況において、当
該格子が存在し、かつ、激しい雨※がさらに降り続くと予想される市町村等に大雨特別警報(浸水害)を発表します。
① 表面雨量指数として定める基準値以上となる1km格子が概ね30個以上まとまって出現。
② 流域雨量指数として定める基準値以上となる1km格子が概ね20個以上まとまって出現。
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台風等を要因とする特別警報の指標(発表条件)
「伊勢湾台風」級(中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上)の台風や同程度の温帯低気圧が来襲する場合に、特別警報を発表します。
ただし、沖縄地方、奄美地方及び小笠原諸島については、中心気圧910hPa以下又は最大風速60m/s以上とします。
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大雪特別警報
府県程度の広がりをもって50年に一度の積雪深となり、かつ、
その後も警報級の降雪が丸一日程度以上続くと予想される場合に、
大雪特別警報を発表します。
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パラメタリゼーション
格子スケールの上昇流による気温の断熱的な変化量は、通常、パラメタリゼーションによって計算されません。断熱的な変化は、熱力学方程式(熱力学第一法則)に基づいて計算されます。具体的には、上昇流による断熱膨張や下降流による断熱圧縮によって気温の変化量が決まります。
パラメタリゼーションは、数値予報モデルの格子スケールより小さい現象が格子点の物理量に影響する効果を見積もって格子点の物理量に反映させるための手法です。例えば、対流雲の発生や降水の計算などが含まれます。
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降水短時間予報
数値予報モデルのうち、メソモデル(MSM)と局地モデル(LFM)を統計的に処理した結果を組み合わせ、降水量分布を作成します。予報開始時間におけるそれぞれの数値予報資料の予測精度も考慮した上で組み合わせています。なお、7時間先から15時間先までの予測手法は6時間先までの予測手法と異なることから、予測手法の違いに着目し、「降水15時間予報」と呼ぶことがあります。
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接線成分
接線成分は、台風の中心を中心とした円周に沿った風の成分です。この成分は、台風の中心からの距離が一定の円周上で最大になります。特に、大気境界層の上部(約2km付近)で最も強くなります。
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動径成分
動径成分は、台風の中心に向かう風の成分です。この成分は、台風の中心に向かって吹き込む風で、地表付近(大気境界層内)で最も強くなります。これは、地表面の摩擦によって風が等圧線を横切り、中心に向かって吹くためです。
これらの風の成分は、台風の構造や強さを理解する上で非常に重要です
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特異点
ラジオゾンデ観測で得られた観測データにおいて、気温や湿度、風の鉛直分布の特徴を再現できるように選択された上空の観測点のことで、具体的には、地上、各要素の観測終了点 (湿度は気温が初めて -40 ℃ を下まわった点の直前の点を最終点とする )、欠測があった場合その上下端のほか、一定の条件を満たす逆転層の上下端などの気温湿度特異点、風速が最大の点などの風特異点が気温・風の鉛直プロファイルを忠実に再現できるように選択されます。
地上
各要素の観測終了点(例:湿度は気温が初めて-40℃を下回った点の直前)
逆転層の上下端
風速が最大の点
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ブライトバンド
ブライトバンドとは、雪(固体)が解け始めて雨(液体)に変わりつつあるような状態変化中の粒を観測したときに現れるエコーである。特に雨が強く降っているわけでもないのに、屈折率の関係で強く反射されて、エコー画像では明るく映ることからそう呼ばれている。水平方向では円形(ドーナツ状)に映り、その中心にレーダーの設置場所があることを表している。
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エンゼルエコー
エンゼルエコーとは、雨や風など以外に起因するエコーのことである。昆虫や鳥などに反射するものや、気温や湿度の変化によって電波の屈折率が変化して反射するものなどがある。電波屈折率の変化によるものは、波長がセンチメートル単位のドップラーレーダーで観測できることが知られている。地面に反射したものが映り込むグラウンドエコー、建物や山などの障害物が移りこんだものなどがある。チャフによるエコーと判断される場合もある。降水によらないエコーを非降水エコーと表現する場合がある。また、海上の波や波飛沫によって生じるエコーはシークラッター(英: sea clutter)と呼ばれる。
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SLW
ゆっくり
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ロジスティック回帰
確率予報においてロジスティック回帰が使われています。一括学習型の手法として広く利用されていましたが、現在はカルマンフィルターやニューラルネットワークが主流です。
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ニューラルネットワーク
非線形の対応関係をモデル化する手法で、天気予報ガイダンスにおいても主流となっています。ニューラルネットワークは過去のデータから予測式を学習し、最新の数値予報に適用して予報要素を算出します。
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カルマンフィルター
カルマンフィルターは直近の観測値を用いて系数を逐次更新することで、学習能力を持っています。このアプローチにより、誤差を少なくし、モデル変更時の対応も迅速に行える利点があります
数値予報の予測値と実際の観測値との間に統計的な関係式を作成し、それに数値予報結果を入力してガイダンスを得る手法です。
カルマンフィルター
動的システムの状態を推定するためのアルゴリズムです。以下がその主な特徴です:
状態推定: システムの現在の状態を観測データと予測モデルを組み合わせて推定します。
予測誤差の修正: カルマンゲインを用いて、予測誤差の分散を修正します。カルマンゲインが大きいほど、状態の補正が大きくなります。
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天気予報ガイダンス
数値予報の結果を予報要素への翻訳や統計的な補正を行う処理、およびその結果作成される予測資料のことです。過去のデータから統計的な関係式を作成し、最新の数値予報に適用しています。一括学習型と逐次学習型の手法を使い分けながら、天気予報の精度向上に貢献しています。
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突風危険指数
突風危険指数は、竜巻やダウンバーストなどの激しい突風が発生する可能性を表す指数です。気象庁では、数値予報モデルと気象レーダーの観測データから算出され、竜巻の発生確度を予測するために使用しています。具体的な算出方法は以下の指標(突風関連指数)を用いて判断されます:
対流有効位置エネルギー (CAPE): 地上付近の空気塊を断熱的に持ち上げた時、LFC(自由対流高度)からEL(平衡高度)の間で浮力が空気塊に為す仕事(エネルギー)を計算します。CAPEが大きいほど不安定な状態であり、竜巻の発生確率が高まります。
自由対流高度 (LFC): 地上付近の空気塊を断熱的に持ち上げた時に、はじめて浮力が正となる高度です。高度が低いほど対流の発生が容易です。
レーダーエコー指数: ドップラーレーダーによる実況監視技術を用いて、突風の発生の可能性を判断します。
これらの指標を組み合わせて、突風危険指数を評価し、閾値を超えたか否かを判定します。2。突風危険指数は主に米国で使用されていますが、地域性に注意して適切に活用する必要があります
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有義波高
ある点を連続的に通過する波を観測したとき、波高を高い順に並べ直して全体の三分の一までの波の高さを平均した値です。
100波に1波は有義波高の1.5倍、1,000波に1波は2倍近い高波が出現します。
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波浪
風によってその場所に発生する「風浪(ふうろう)」と、他の場所で発生した風浪が伝わってきたり、風が静まった後に残された「うねり」の2つに分類されます。そして、風浪とうねりを合わせて「波浪(はろう)」と呼びます。
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地上気象観測
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/chijyou/surf.html
全国約60か所の気象台・測候所では、気圧、気温、湿度、風向、風速、降水量、積雪の深さ、降雪の深さ、日照時間、日射量、雲、視程、大気現象等の気象観測を行っています。気象庁(東京)と大阪管区気象台では、雲、視程、大気現象等は目視で観測し通報していますが、その他の気象官署では地上気象観測装置によって自動的に観測通報を行っています。また、全国約90か所の特別地域気象観測所では、地上気象観測装置による自動観測のみを行っています。
これらの観測データは、注意報・警報や天気予報の発表等に利用されるほか、気候変動の把握や産業活動の調査・研究等で活用されています。
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地域気象観測システム(アメダス)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/amedas/kaisetsu.html
アメダス(AMeDAS)とは「Automated Meteorological Data Acquisition System」の略で、「地域気象観測システム」といいます。 雨、風、雪などの気象状況を時間的、地域的に細かく監視するために、降水量、風向・風速、気温、湿度の観測を自動的におこない、気象災害の防止・軽減に重要な役割を果たしています。
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ウィンドプロファイラ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/windpro/kaisetsu.html
ウィンドプロファイラは、「ウィンド(風)のプロファイル(横顔・輪郭・側面図)を描くもの」という意味の英語の合成語です。ウィンドプロファイラは、地上から上空に向けて電波を発射し、大気中の風の乱れなどによって散乱され戻ってくる電波を受信・処理することで、上空の風向・風速を測定します。地上に戻ってきた電波は、散乱した大気の流れに応じて周波数が変化しているので(ドップラー効果という)、発射した電波の周波数と受信した電波の周波数の違いから大気の動きがわかります。実際の観測では上空の5方向に電波を発射しているので、風の立体的な流れがわかります。
ウィンドプロファイラは、2001年4月に運用を開始し、現在全国に33か所あります。 各ウィンドプロファイラで得られた観測データは、気象庁本庁にある中央監視局に集められ、きめ細かな天気予報のもととなる数値予報などに利用されています。 この観測・処理システムは総称して「局地的気象監視システム」(略称:ウィンダス・WINDAS:WInd profiler Network and Data Acquisition System)と呼びます。
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ラジオゾンデ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/upper/kaisetsu.html
ラジオゾンデは、上空の気圧、気温、湿度、風向、風速等の気象要素を観測する気象観測器です。 気象庁では、ラジオゾンデをゴム気球に吊るして飛揚し、地上から高度約30kmまでの大気の状態を観測しています。 ラジオゾンデによる高層気象観測は、世界各地で毎日決まった時刻(日本標準時09時・21時)に行われており、気象庁では、全国16か所の気象官署や昭和基地(南極)で実施しています。 この他、海洋気象観測船でもラジオゾンデによる高層気象観測を行っています。 ラジオゾンデによる高層気象観測で得られたデータは、天気予報の基礎である数値予報モデルや、気候変動・地球環境の監視、航空機の運航管理などに利用されています。
ラジオゾンデは、気象要素を直接観測するセンサと、測定した情報を送信するための無線送信機を備えた気象観測器です。 温度計と湿度計はラジオゾンデから突き出たアームに取り付けられており、無線送信機、電池等は、ラジオゾンデの本体(白色発泡スチロールの収容箱)内部にあります。 気象庁で使用しているラジオゾンデは、気圧計を持たない代わりに、受信したGPS信号から計算される高度を用いて気圧を求めていますが、内部に気圧計を持ち、気圧を直接測定するものもあります。 風向・風速は、GPS信号から計算して求めます。 (ラジオゾンデのうち、気象庁で使用しているラジオゾンデのように、高度の計算や風向・風速の測定にGPS信号を利用するものを特に「GPSゾンデ」と呼んでいます。)
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積雪計
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/22_amos/index6.html
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ブリューワー分光光度計(Brewer Spectrophotometer)
オゾン層や紫外線の観測に使用される精密な測器です。以下がその主な特徴です:
開発: 1973年にBrewerによって考案され、カナダ気象庁とトロント大学によって現形式が開発されました。
測定原理: 回折格子を用いて太陽光を分光し、光電子増倍管で特定の波長の光の粒子数を測定します。
観測対象: オゾン全量、二酸化硫黄、紫外線など。
観測方法: 測器は常に太陽方位を追尾し、観測は全て自動的に行われます。日の出前30分から日の入後30分までの毎正時に波長別紫外域日射観測を行います。
この測器は、世界中の100以上の観測点で利用されており、高精度な観測が可能です12。
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温湿度降水観測装置
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/22_amos/index3.html
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空港気象ドップラーライダー
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/24_lidar/24_lidar.html
空港気象ドップラーライダーは、積乱雲などから発生した「ダウンバースト(マイクロバースト)※」や「シアーライン※」と呼ばれる風の急変域を検出する装置です。
空港気象ドップラーライダーは、レーザー光(パイロットの目に安全な波長帯を使用)を大気中に発射し、エーロゾル※の動きを捉えた散乱光を探知します。 動いているエーロゾルに衝突した電磁波は散乱する際、その周波数が変化します(ドップラー効果)。このドップラー効果を利用すれば、空港気象ドップラーレーダーのしくみと同様に対象物の移動速度を観測することができます。 空港気象ドップラーライダーは、降水粒子よりも小さいエーロゾルの動きを捉えることにより、降水を伴っていないときでも上空の風を観測することができます。
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ドップラーライダー
非降水時の風の分布や低層ウィンドシアー
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シーロメーター(雲高測定器)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/22_amos/index4.html
飛行場上空に低い雲があると、航空機が離着陸できなくなることがあります。このことから、雲の高さは離着陸の判断に大きく影響します。
雲の高さは人間の目による観測のほか、シーロメーターでも観測しています。シーロメーターは、露場または滑走路末端付近に設置し、上空に発射したレーザー光が雲で反射して戻ってくるまでの時間から雲底の高さを観測しています。
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雷監視システム
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/25_liden/25_liden.html
雷監視システムは、雷により発生する電波を受信し、その位置、発生時刻等の情報を作成するシステムです。この情報を航空会社などに直ちに提供することにより、空港における地上作業の安全確保や航空機の安全運航に有効に利用されています。気象庁では、この雷監視システムをライデン(LIDEN:LIghtning DEtection Network system)と呼んでいます。雷が付近で発生しているときに、ラジオを聴いているとバリバリという雑音が入ることがありますが、これは、雷に伴って電磁波が発生することによるものです。雷には、大きく分けて雲放電(雷雲の中や雲と雲の間で起きる放電)と対地放電(雷雲と大地の間の放電で、落雷ともいう。)の二種類があり、それぞれの雷が発する電磁波は、特徴が異なることが知られています。雷監視システムは、雷に伴って発生する電磁波を受信する検知局(全国30ヵ所の空港に設置)と、検知局からのデータを集めて雷の発生位置などを決定する中央処理局で構成されています。「検知局」にて雷から放射された電磁波をアンテナで受信して、この信号から得られる雷の波形情報などに、高精度の受信時刻を付加して瞬時に「中央処理局」にその情報を伝送します。中央処理局では、それらの情報を元に雷の種類(雲放電、対地放電)及び発生位置を自動的に算出(標定)します。
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(参考)航空機の離着陸時における風との関わり
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/23_draw/index8.html
航空機は、大気と機体との速度差によって飛行に必要な揚力を得ています。このため、「風向や風速の急変(ウィンドシアー)」は航空機の運航に大きな影響を与えます。特に、離着陸時の航空機にとっては重大な事故にも繋がりかねない危険な現象です。
ウィンドシアーは様々な原因によって発生し、航空機の離着陸に大きな影響を及ぼします。ここでは、水平方向と鉛直方向のウィンドシアーが航空機の離着陸に与える影響についてそれぞれ説明します。
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空港気象ドップラーレーダー
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/23_draw/23_draw.html
空港気象ドップラーレーダーは、積乱雲などから発生した「ダウンバースト(マイクロバースト)※」や「シアーライン※」と呼ばれる風の急変域を検出する装置です。空港気象ドップラーレーダーで検出した風の急変域の情報は、管制官や航空会社の運航担当者などからパイロットに速やかに提供され、航空機の安全な運航に活用されています。
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滑走路視距離観測装置
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/22_amos/index5.html
航空機が安全に離着陸するためには、パイロットから滑走路上の一定以上の距離が見通せなければなりません。この滑走路上を見通せる距離のことを滑走路視距離といい、離着陸の判断にとても重要です。
滑走路視距離は、滑走路視距離観測装置という器械によって観測していて、滑走路上約2.5mの高さに設置しています。
滑走路視距離観測装置は投光部から光を受光部に向けて発射し、その間にある霧粒などによって前方に散乱された光を受光部で受信し、周囲の明るさ(背景輝度測定器で観測した値)や滑走路の灯火の光の強さを加味して滑走路視距離を観測しています。
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季節予報(1か月予報/3か月予報/暖候期予報/寒候期予報)
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=temperature&pattern=P1M&term=0&contents=season
1か月予報/3か月予報/暖候期予報/寒候期予報
1か月予報は毎週木曜日14時30分、3か月予報は原則毎月25日以前の火曜日の14時、暖候期予報は2月、寒候期予報は9月の3か月予報と同時に発表します。
このページの予報は、発表時刻から地方毎に順次更新されます。季節予報が発表された地方でも更新されるまでは前回発表の内容が表示されますので、季節予報の内容の確認は、1か月予報は14時40分以降、3か月予報・暖候期予報・寒候期予報は14時10分以降に全国の予報が完全に更新されてからお願いいたします。
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早期天候情報
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/souten/?reg_no=0&elem=temp
早期天候情報
その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
月曜日(祝日などの場合は火曜日)と木曜日の14時30分ごろに、関東甲信地方などの地方ごとに発表します。
早期天候情報は、原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます(降雪量については11月~3月のみ)
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天気予報・週間天気予報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&contents=forecast
府県天気予報
一般的に天気予報と呼んでいるもので、正式には「府県天気予報」といいます。「府県予報区」を地域ごとに細分した「一次細分区域」単位で、毎日5時、11時、17時に発表します。また、天気が急変したときには随時修正して発表します。発表内容は、今日・明日・明後日の天気と風と波、明日までの6時間ごとの降水確率と最高・最低気温の予想です。「府県予報区」と「一次細分区域」について詳細は「警報・注意報や天気予報の発表区域」のページをご参照ください。
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週間天気予報
週間天気予報は、毎日11時と17時の2回発表しています。
降水確率(%):明日の予報までは、6時間毎に「00時から06時/06時から12時/12時から18時/18時から24時」の順に表示しています。
信頼度:3日目以降の降水の有無の予報について「予報が適中しやすい」ことと「予報が変わりにくい」ことを表す情報で、A、B、Cの3段階で表します。
最高気温(℃)/最低気温(℃):明日の予報までは、日中の最高気温と朝の最低気温を、明後日以降の予報では1日最高気温と1日の最低気温を表示しています。括弧内は気温の予測範囲を示しています。実況の気温がこの範囲に入る確率はおよそ80%です。
平年値:次の値を掲載しています。
・予報期間7日間で合計した降水量の平年並の範囲
・予報4日目の最高気温・最低気温の平年値
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週間天気予報解説資料
https://www.data.jma.go.jp/yoho/data/jishin/kaisetsu_shukan_latest.pdf
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2週間気温予報
https://www.data.jma.go.jp/cpd/twoweek/
2週間気温予報
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/twoweek.html
週間天気予報の先の2週間先まで(8日先から12日先を中心とした各日の5日間平均)について、地点ごとの最高気温、最低気温と地域ごとの日平均気温を毎日(14時30分ごろ)予報します。
最近1週間の実況と今後2週間先までの気温の推移を表示しています。
2週目の予報は中心の日に前後2日間を加えた5日間の平均(最高気温の5日間平均、最低気温の5日間平均、平均気温の5日間平均)です。平均期間を中心の日の下に表示しています。2週目のかなり高い(かなり低い)は、かなり高い(かなり低い)気温となる確率が30%以上のときに表示します。
グラフに重ねたピンク色又は薄青は気温の予測範囲を表しており、実況の気温がその予測範囲に入る確率はおよそ80%です。
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最高気温・最低気温の階級
観測・予報された気温が平年並の範囲の中に入っていれば、白で表示されます。平年並の範囲より高ければオレンジ(高い)、低ければ水色(低い)になります。
(平年並の範囲や、「高い」、「低い」の詳細については、3つの階級についてをご覧ください。)
その地点・時期としては10年に1度程度(10%)しか起きないような著しい高温や低温は、赤(かなり高い)、青(かなり低い)で示します。
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府県天気予報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&contents=forecast
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天気分布予報/地域時系列予報
https://www.jma.go.jp/bosai/wdist/#lat:35.550105/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:deep/elements:wm
天気分布予報
日本全国を5km四方のメッシュに分け、そのそれぞれについて以下の要素の明日24時までの予報を掲載しています。色別で表示しているため、全国または各地域の天気、気温、降水量、降雪量の分布と変化傾向がひと目でわかります。毎日5時、11時、17時に発表します。
天気:3時間ごとのメッシュ内の代表的な天気を、「晴」「曇」「雨」「雨または雪」「雪」のどれかで表現します。
気温:3時間ごとのメッシュ内の平均気温を1℃単位で予報します。気象庁ホームページでは、5℃毎に色分けして表示しています。
降水量:メッシュ内の平均3時間降水量を「降水なし」「1?4mm」「5?9mm」「10?14mm」「15?19mm」「20mm以上」の6段階で表現します。
降雪量:メッシュ内の平均3時間降雪量を「降雪量なし」「1?2cm」「3?5cm」「6cm以上」の4段階で表現します。
最高気温・最低気温:メッシュ内平均の日中の最高気温と朝の最低気温を1℃単位で予報します。気象庁ホームページでは、5℃毎に色分けして表示しています。
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地域時系列予報
地域時系列予報とは、「府県予報区」を地域ごとに細分した「一次細分区域」単位で、以下の要素を明日24時まで図形式表示にしたものです。「府県天気予報」をもとに作成され、「府県天気予報」の発表に併せて発表します。「府県予報区」と「一次細分区域」について詳細は「警報・注意報や天気予報の発表区域」のページをご参照ください。
天気:3時間ごとの一次細分区域内の卓越する天気を「晴」「曇」「雨」「雨または雪」「雪」のいずれかで表現します。
風向風速: 3時間ごとの一次細分区域内の代表的な風向を「北」「北東」「東」「南東」「南」「南西」「西」「北西」の8方位または「風向なし」で、最大風速を「0?2m/s」「3?5m/s」「6?9m/s」「10?14m/s」「15?19m/s」「20m/s以上」の6段階で表現します。
気温:一次細分区域内の特定地点における3時間ごとの気温を1℃単位で表現します。気象庁ホームページでは、日中の最高気温と朝の最低気温も表示します。
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ウィンドプロファイラ
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&contents=windprofiler
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アメダス
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=temp&contents=amedas&interval=60
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推計気象分布
https://www.data.jma.go.jp/bunpu/
解説
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/suikei_kishou/kaisetsu.html
「推計気象分布」は、アメダスや気象衛星の観測データ等をもとに天気・気温・日照時間のきめ細かな分布を算出し、視覚的に把握できる情報です。 こちらを利用することで、アメダスなどの観測所のない場所の状況も把握できます。
この情報は、面的には1km四方のメッシュの細かさで、天気は5種類(晴れ、くもり、雨、雨または雪、雪)、気温は0.5℃毎および日照時間は0.2時間毎のそれぞれの単位で表します。また、1時間毎に更新します。
なお、観測所を含むメッシュの値は、そこでの観測データとは必ずしも一致しません。面的な広がりに着目してご利用ください。
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竜巻発生確度
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:normal/elements:trns
+アメダス10分間雨量+前5分間の雷の状況
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:normal/elements:trns&amds_rain10m&liden
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雷活動度
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:normal/elements:thns
+アメダス10分間雨量+前5分間の雷の状況
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:normal/elements:thns&amds_rain10m&liden
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雨雲の動き
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:134.956055/zoom:5/colordepth:normal/elements:hrpns
+アメダス10分間雨量+前5分間の雷の状況
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:138.999023/zoom:5/colordepth:normal/elements:hrpns&amds_rain10m&liden
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気象情報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&element=information&contents=information
「気象情報」について
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho.html
気象情報は、警報や注意報に先立って注意を呼びかけたり、警報や注意報の内容を補足するために発表します。また、少雨や長雨などに関する情報も、気象情報として発表しています。
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「竜巻注意情報」について
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/tatsumaki.html
竜巻注意情報は、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバーストなどの激しい突風(以下「竜巻等」)に対して注意を呼びかける情報で、雷注意報を補足する情報として発表します
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雷ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:35.155846/lon:134.956055/zoom:5/colordepth:deep/elements:thns
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder2-1.html
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竜巻発生確度ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#lat:36.791691/lon:140.317383/zoom:5/colordepth:deep/elements:trns
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-1.html
竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻の発生確度を10km格子単位で解析し、その1時間後(10~60分先)までの予測を行うもので、10分ごとに更新して提供します
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「記録的短時間大雨情報」について
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kirokuame.html
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析:解析雨量)したりしたときに発表
記録的短時間大雨情報は、数年に一度程度しか発生しないような猛烈な短時間の大雨が観測された場合に、気象台が発表する気象情報です。この情報は、1時間に100ミリ前後の雨量が観測された際に発表されます。
この情報が発表される背景には、1982年の長崎大水害などの教訓があります。この災害では、1時間に153ミリの雨が観測され、多くの被害が出ました。そのため、住民や行政に対して迅速かつ効果的に警戒を呼びかけるために、この情報が導入されました。
情報の内容は非常に簡潔で、記録的な雨が降った場所と観測時刻、1時間雨量のみが記載されます。これにより、住民に対して迅速に警戒を促すことが目的です。
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「天候情報」について
天候情報は、「社会的に影響の大きな天候について注意を呼びかけたり、解説したりする」役割があります。長雨や少雨、低温など、平年から大きくかけ離れた気象状況が数日間以上続き、社会的に大きな影響が予想されるときなどに発表します。なお、天候情報は全般情報、地方情報として提供しています。
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「潮位情報」について
https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/takashio.html
潮位情報は、大潮、副振動や異常潮位により、潮位変動による被害が発生するおそれがある場合や、潮位の状態について解説等を行う必要がある場合に発表します。
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「スモッグ気象情報」について
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/smog.html
スモッグ気象情報は、光化学スモッグの発生しやすい気象状態(晴れて、気温が高く、風が弱いなど)が予想される場合に、当該地域を担当する気象官署が注意喚起のために発表します。
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台風情報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=typhoon_all&typhoon=all&contents=typhoon
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土砂キキクル(土砂災害警戒区域等:hazardmap)
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#lat:35.155846/lon:134.956055/zoom:5/colordepth:thin/elements:land&hazardmap
浸水キキクル
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#lat:35.155846/lon:134.956055/zoom:5/colordepth:thin/elements:inund
洪水キキクル(洪水浸水想定区域:hazardmap)
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#lat:35.155846/lon:134.956055/zoom:5/colordepth:thin/elements:flood&hazardmap
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大雨危険度
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.488/137.021/&elem=all&contents=warning_level
気象庁では、土砂災害や洪水・浸水による災害からの自主避難の判断やその心構えを高めるのに役立てていただくために、早期注意情報(警報級の可能性)、気象警報・注意報、キキクル(大雨・洪水警報の危険度分布)、土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報等を発表しています。
?このページでは、これらの防災気象情報の発表状況から、大雨による災害発生の危険度の高まりを大雨危険度として、地図上に色分けして表示しています。大雨危険度は10分毎に更新されますので、最新の内容をご利用ください
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早期注意情報(警報級の可能性)
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.488/137.021/&elem=all&contents=probability
[高]:警報を発表中、又は、警報を発表するような現象発生の可能性が高い状況です。明日までの警報級の可能性が[高]とされているときは、危険度が高まる詳細な時間帯を気象警報・注意報で確認してください。
[中]:[高]ほど可能性は高くありませんが、命に危険を及ぼすような警報級の現象となりうることを表しています。明日までの警報級の可能性が[中]とされているときは、深夜などの警報発表も想定して心構えを高めてください。
※警戒レベルとの関係
早期注意情報(警報級の可能性)*・・・【警戒レベル1】
* 大雨、高潮に関して、[高]又は[中]が予想されている場合。
※「早期注意情報(警報級の可能性)」は、5時、11時、17時の定時発表を除くタイミングにおいても、気象警報・注意報の発表に応じて直近の情報を更新します。なお、このとき発表時刻が変わらないことがあります。
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気象警報・注意報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=all&contents=warning
全て、大雨(浸水)、大雨(土砂災害)、洪水、暴風・強風、波浪、高潮、雷、濃霧
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指定河川洪水予報
https://www.jma.go.jp/bosai/flood/
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/flood.html
河川の増水や氾濫などに対する水防活動の判断や住民の避難行動の参考となるように、気象庁は国土交通省または都道府県の機関と共同して、あらかじめ指定した河川について、区間を決めて水位または流量を示した洪水の予報
※警戒レベルとの関係
氾濫発生情報・・・【警戒レベル5相当】
氾濫危険情報・・・【警戒レベル4相当】
氾濫警戒情報・・・【警戒レベル3相当】
氾濫注意情報・・・【警戒レベル2相当】
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500hPa面の負の渦度域は、下降流域であり、大気が乾燥して水蒸気量が少ないことを示しています。
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500hPa高度・渦度解析図において、発達中の温帯低気圧がある場合、通常はトラフの進行方向前面に広範囲にわたって湿潤域が広がり、進行方向後面は乾燥域が見られます1。この乾燥域は、500hPa面の負の渦度域に対応しています。
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正の渦度域(縦縞領域)は、反時計回りの回転を示すもので、北半球では低気圧性循環を表します。これは、大気が上昇している領域であり、対応する高度の気圧面での気圧が低いため、上昇気流が発生します。この上昇気流は、雲や降水の形成に影響を与えることがあります。
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熱中症警戒アラート
https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php:熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表状況
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表
熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)
暑さ指数(WBGT)の目安
35に達する:熱中症特別警戒アラート(都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点)
31以上:危険
28以上31未満:厳重警戒
25以上28未満:警戒
25未満:注意
https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php:暑さ指数(WBGT)の詳しい説明
WBGT(屋外) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
WBGT(屋内) =0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度
※WBGT、湿球温度、黒球温度、乾球温度の単位は、摂氏度(℃)
●黒球温度(GT:Globe Temperature)は、黒色に塗装された薄い銅板の球(中は空洞、直径約15cm)の中心に温度計を入れて観測します。黒球の表面はほとんど反射しない塗料が塗られています。この黒球温度は、直射日光にさらされた状態での球の中の平衡温度を観測しており、弱風時に日なたにおける体感温度と良い相関があります。
●湿球温度(NWB:Natural Wet Bulb temperature)は、水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて観測します。温度計の表面にある水分が蒸発した時の冷却熱と平衡した時の温度で、空気が乾いたときほど、気温(乾球温度)との差が大きくなり、皮膚の汗が蒸発する時に感じる涼しさ度合いを表すものです。
●乾球温度(NDB:Natural Dry Bulb temperature)は、通常の温度計を用いて、そのまま気温を観測します。
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水蒸気の移流
高相当温位と強風で水蒸気の移流が大きくなる
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バウンダリー
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非静力学過程
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脊梁山脈は、日本列島を南北に分断しています。山々や河川によって細分化された地域が点在しています。
この山脈は、大規模な移動や移住を困難にしました。積雪の多い時期や気象条件も考慮されます。
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深まりながら
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気圧の谷が低気圧
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【東京都千代田区】大雨注意報:50mm/3h、大雨警報(浸水害):100mm/3h⇒令和5年6月現在 表面雨量指数34/18 (浸水害) 、土壌雨量指数140/119 (土砂災害)
【横浜市】大雨注意報:30mm/h、大雨警報(浸水害):45mm/h⇒令和6年5月現在 表面雨量指数14/10 (浸水害) 、土壌雨量指数107/62(土砂災害)
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走向
南南東から北北西にのびる等圧線の走向
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直交
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列状
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ひと続き
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対称性
非対称になっている
眼が不明瞭化し軸対称性も崩れてきている
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正渦度移流
トラフ前面の正渦度移流と上昇流はペア的に使われる
トラフ内は一般的に正渦度域でトラフの移動にともない正渦度域も移動(正渦度移流)
一般にトラフの前面は上昇流、後面は下降流なので正渦度移流と上昇流域の移動は相関性が高い
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低気圧の盛衰表現
発達期(段階)
最盛期
閉塞期(段階)
衰退期(衰弱期)
消滅
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気圧場:等圧線に着目
温度場:等温線に着目
高度場:等高線に着目
渦度場:渦度に着目
鉛直流場:鉛直流に着目
風の場:風向・風速に着目
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高緯度側、低緯度側
低気圧と強風軸との位置関係の表現などに使う
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相対的
周辺より高い(低い)領域は「相対的に高い(低い)領域」と表現
前線やシアーラインを挟むときも「南東側は相対的に高く(低く)、強い(弱い)」などと表現
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大雨警報・大雨注意報(土砂災害)の発表基準は土壌雨量指数
大雨警報・大雨注意報(浸水害)の発表基準は表面雨量指数
洪水警報・注意報の発表基準は流域雨量指数、表面雨量指数、指定河川洪水予報
⇒指定河川レベル「5:氾濫発生 4:氾濫危険 3:氾濫警戒 2:氾濫注意」情報
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領域
場所や範囲を示す
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活動度
雷ナウキャスト 活動度1~4
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降水の型:「雨」
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前線面(地上の前線に相当するところ⇒前線帯の暖気側、地上に接していない前線帯(転移層)の暖気側は前線面)
前線帯(水平方向)
転移層(垂直方向)⇒水平方向でも使われることあり
前線面は前線帯(水平方向)の暖気側、転移層(垂直方向)の上面になり、地上に接する前線面が前線になります
-----------------------------
転移層
前線面の転移層は「鉛直方向に安定」な層になります(上層の温位、気温が高い)⇒垂直方向
前線は等温線が密集した部分(転移層)⇒水平方向
-----------------------------
上層雲CH
巻雲Ci
巻積雲Cc
巻層雲Cs
-----------------------------
中層雲CM
高積雲Ac
高層雲As
乱層雲Ns
-----------------------------
下層雲CL
層雲Stは層雲
層積雲Scは層雲Stが対流によって上に成長して変化したものであり、対流雲ではない
積雲Cuは対流雲
積乱雲Cb
-----------------------------
面の通過
地上以外の前線通過については前線面の通過という
寒冷前線面の通過(地上で最初に通過し、下層が先行し上層が遅れてくる)
温暖前線面の通過(上層が先行し地上は最後に通過する)
-----------------------------
地盤
地盤が緩む⇒継続的な大雨
地盤が脆弱になる⇒地震など
-----------------------------
一般場
台風などのじょう乱に起因する影響を除外した基本となる場
大きな川の流れのように上流から下流に向かう流れなどは一般場で、流れの中に発生した渦にともなう流れなどは一般場から除外する
一般場の等高度線(総観規模以上のトラフ、リッジなど)
一般流の速い所(偏西風・ジェット気流など)
-----------------------------
大陸域
沿海州、中国東北区、華北、華中、華南、朝鮮半島、アムール川(上、中、下流)
-----------------------------
海域、沖
オホーツク海、日本海(北部、中部、西部)、黄海、渤海、東シナ海、南シナ海
北海道の西、千島近海、日本の東、日本の南、秋田沖、三陸沖、関東の東、東海道沖、山陰沖、四国の南、九州の西
-----------------------------
島、諸島
サハリン、千島列島、伊豆諸島、小笠原諸島、南西諸島、台湾
-----------------------------
海峡・水道
間宮海峡、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡、紀伊水道、豊後水道
-----------------------------
半島
渡島半島、下北半島、津軽半島、能登半島、房総半島、伊豆半島、紀伊半島
-----------------------------
岬
宗谷岬、襟裳岬、潮岬、室戸岬、潮岬、足摺岬
-----------------------------
海上警報
海上濃霧警報 0.3海里
海上風警報 28ノット以上
海上強風警報 34ノット以上
海上暴風警報 48ノット以上
海上台風警報 64ノット以上(温帯低気圧には適用しない)
-----------------------------
台風
台風(17.4m/s、34ノット)
強い台風(33m/s、64ノット)
非常に強い台風(44m/s、85ノット)
猛烈な台風(54m/s、105ノット)
強風域 15m/s以上の範囲
暴風域 25m/s以上の範囲
-----------------------------
風の表現
静穏
やや強い風(10m以上)
強い風(15m以上)
非常に強い風(20m以上)
猛烈な風(30m以上)
強風域 15m/s以上の範囲
暴風域 25m/s以上の範囲
暴風警戒域(25m/s以上の予想域)「予報円+暴風域の半径」
-----------------------------
メソγスケール(2~20km)
メソβスケール(20~200km)
メソαスケール(200~2000km)
総観スケール(2000km以上)
-----------------------------
形状表現
円形
楕円形
にんじん状
テーパー状
コンマ状
バルジ状
フック状
帯状
団塊状
線状
層状
筋状
波状
塊状
凹凸
凸状
渦状
Tモード
Lモード
JPCZ
フックパターン(雲域の西側が低気圧性の曲率をもつ)
Ciストリーク(巻雲系でジェット気流に対応した雲)
クラウドクラスター(積乱雲系の真っ白い雲の塊)
バルジ(北縁に高気圧性の曲率をもつ背の高い雲域)
-----------------------------
前線を引くときの着目点
「500渦度0線の強風軸」:低気圧中心が強風軸の北側にあるときは一般に閉塞していると考えられる、強風軸は閉塞点の目安になる
「中心付近の強い低気圧性循環(閉じた等圧線や等高度線)」:寒気移流が暖気移流に追いつき閉塞していると考えられる
「等圧線の形状(凸位置)」:特に地上天気図では前線は等圧線の屈曲部やLマークを通ることが一般的
「降水域」:前線は降水域を通ることが一般的
「風向、風速の変化する位置」:等温線や相当温位線に対する風向の変化や風速の変化点は前線の目安になる
「850等温線、等相当温位線の集中」:前線の目安としては最も一般的な着目点になる
「850等温線や相当温位線の尾根」:尾根の先端が閉塞点の目安
「700上昇流」:温暖前線付近や寒冷前線の前面は上昇流
「700下降流」:寒冷前線の後面は下降流
「700湿数」:寒冷前線の後面は乾燥域が明瞭、温暖前線付近は湿潤
----------------------------
警報、注意報
大雨警報・大雨注意報
大雪警報・大雪注意報
洪水警報・洪水注意報
暴風警報・強風注意報
暴風雪警報・風雪注意報
波浪警報・波浪注意報
高潮警報・高潮注意報
雷注意報
融雪注意報
なだれ注意報
濃霧注意報
乾燥注意報
低温注意報
霜注意報
着氷注意報
着雪注意報
-----------------------------
順転、逆転
=時計回り、反時計回り
-----------------------------
警報種別
警報種別「5:大雨特別警報 4:土砂災害警戒情報、高潮特別警報、高潮警報 3:大雨警報、洪水警報、高潮警報可能性大の注意報」
-----------------------------
指定河川
指定河川レベル「5:氾濫発生 4:氾濫危険 3:氾濫警戒 2:氾濫注意」情報
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危険度分布(キキクル)
キキクルレベル「5:災害切迫 4:危険 3:警戒 2:注意」
-----------------------------
点の波が12~24時間後にかけて上記のようになる要因を
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-----------------------------
温度場の変化
暖気・寒気の移流が強まる、弱まる
温度場の谷・尾根の移動、盛衰など
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高度場の変化
主に500hPa面での低気圧や高気圧の発生、消滅、盛衰
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波動
前線上の波動
偏西風波動の卓越波長
波動現象
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温度傾度の表現
大きい、小さい、強める、弱める
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雨の予報表現
「1時間最大降水量ガイダンス」の格子で30mm以上「激しく」50mm以上「非常に激しく」80mm以上「猛烈に」降るとする
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雷を伴いの予報表現
「発雷確率ガイダンス」の発雷確率20%以上の格子は発雷の確率が可能性が高いとして(予報文に反映「雷を伴い」「雷を伴う」)
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雨予想の格子
格子に対応する「3時間降水量ガイダンス」の数値が「1mm以上」の場合
-----------------------------
所により
予想される地域の合計面積(格子点数)が対象予報区全体(格子点数)の50%未満のとき
-----------------------------
時々
現象が断続的に起こりその現象の発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満のとき
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湿潤域
一般には湿数が3℃以下の領域、場合によっては6℃以下とすることもある
-----------------------------
気温場の谷
温度場の谷(温度場というのが主流)
等温線が低緯度側に凸になっているところ(領域、場)
-----------------------------
気圧の尾根
高気圧の発達期は気圧の尾根の傾きは上空に向かって西に傾いており(地上高気圧の西側に500hPaのリッジ)、高気圧の勢力が強まるとともに傾きが小さくなる(500hPaのリッジと地上高気圧の距離が近づく)
-----------------------------
暴風警戒域
1日予報、5日予報の発表要素は予報円の中心・半径、進行方向・速度、中心気圧、最大風速、最大瞬間風速、暴風警戒域
暴風警戒域の大きさは、その予報時刻における台風の暴風域の大きさより常に大きい
暴風警戒域は「予報円+暴風域の半径」になるため、台風の実際の暴風域より常に大きくなります
-----------------------------
停滞前線
等温線、等相当温位線の集中帯を挟んで寒気の南下と暖気の北上が拮抗
寒気側と暖気側の風向が平行に近く前線は停滞ぎみだが、収束、上昇による降水がある
強風軸、ジェット気流に沿って寒気と暖気気団がぶっかるあたり
降水域、上昇流域、低圧部(L)に沿いがち
--------------------
温暖前線
等圧線の屈曲付近を通過しがち
等温線、等相当温位線(湿数傾度大)の集中帯の暖気側が前線
前後面ともに上昇流域、湿潤域
前線付近で風向風速が変化しがち(基本は南よりの風だが南南東から南南西など)
--------------------
寒冷前線
等圧線の明瞭な屈曲付近、低圧部(L)を通過しがち
等温線、等相当温位線(後面上空は乾燥域)の集中帯の暖気側が前線
後面は乾燥域、下降流域で前面は湿潤域で上昇流
前線付近、前面に強い上昇流の極値がありがち
前線付近で風向風速が変化しがち(南西から西、西から北西など時計回り)
--------------------
閉塞前線
基本は寒冷前線の特徴を備える
低気圧中心で低気圧性の循環が明瞭
中心の南から東にかけて寒気・乾燥域が侵入している
後面は乾燥域、下降流域
--------------------
閉塞点
強風軸・ジェット気流が通過する付近
等温線や等相当温位線の集中帯が屈曲している暖気側
寒冷前線に伴う寒気が温暖前線に追いついて寒気が低気圧性循環となっている範囲と暖気移流の場との境界
寒気移流と暖気移流の収束領域となり強い上昇流
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2.5°150NM
3.3°200NM
6.6°400NM
50NM 93km
60NM 111km
34kt 17m/s
64kt 33m/s
85kt 44m/s
105kt 54m/s
1°/12h 5kt
1°/24h 2.5kt
1° 60NM 111km
--------------------
460-490-520NM
N50 390NM/10° 490-100
N45 420NM/10° 490-70
N40 460NM/10° 490-30
N35 490NM/10° 490+0
N30 520NM/10° 490+30
N25 540NM/10° 490+50
N20 560NM/10° 490+70
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しけ、大しけ、猛烈にしける(4、6、9m超え)
----------------------------
下層雲(500~2000mが目安)
層雲、積雲、層積雲、積乱雲
中層雲(2000~5000(高緯度)/7000(低緯度)mが目安)
高層雲、高積雲、乱層雲
上層雲(5000(高緯度)/7000(低緯度)m~13000mが目安)
巻雲、巻積雲、巻層雲
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下層(925hPa、850hPa高層天気図)
中層(700hPa、500hPa高層天気図(700hPa~300hPa))
上層(300hPa以上の高層天気図)
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500hPaの風
500hPaでは一般にトラフ、リッジに沿って西風
台風は上空の一般風の影響を受けて流されるため
トラフに沿って北東に進むことが多い
閉じた等高度線がある場合は東風で流されることもたまにはある
----------------------------
地上の降水域といえば
気圧の谷(収束場・上昇流)←→気圧の尾根(発散場・下降流)
高気圧の(進行方向の)後面
----------------------------
850・700hPaの降水域といえば
シアーライン(収束帯)
高温域(温度場、気温の尾根)
上昇流
冬の日本海だと寒気移流と気団変質・成層の不安定化
----------------------------
トラフの見つけ方
いきなり、細部に入らず全容の変化をよく見る
正渦度の極大点と等高度線の曲がりで見つかればラッキー
前後時刻のトラフ位置から10°くらいと目途に当たりをつけて
そこらへんにある正渦度の極大と正渦度線を目安にする
二つのトラフがあり、その位置関係が示されていれば
位置関係は大きく変化しないことを意識する
低気圧の位置からあたりをつけることもある
--------------------
前線の作図
必要ならトレツシングペーパーを使う
事前に3か所くらい通過点をマークしてから引く
地上等圧線の曲がりや等相当温位線の集中帯から判断できればラッキー
中心付近に乾燥域の侵入が見られれば、閉塞前線も考慮
閉塞点は等相当温位線が侵入する先端付近や500hPaの強風軸、700hPaの乾燥域と湿潤域の境界が目安になる
寒冷前線は700hPaの乾燥域の上には引かない
等温線の集中帯の前面や700hPaの上昇流の極大点を目安にする
地上天気図の降水域やLマーク、風向のシアーも目安になる
温暖前線は等温線や等相当温位線の間隔が広がる付近までが目安
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等値線の判断
主要な等値線には数値を書き込む、図枠と交差する点に書き込むとわかりやすい
等値線の高低判断がポイント太線の間に細線がなければ、二つの太線は同じ値
細線があれば、増えるか減るかのどちらかになる
等値線が細かい時にはペン先で数えて値を読み取る
等値線が凸になっているときは尾根か谷かを判断する
閉じた等値線はW(暖気、湿潤)、C(寒気)、H(高い)、L(低い)、D(乾燥)などに注意
--------------------------------
台風の温帯低気圧化
等相当温位線の集中帯が中心に接近
風の循環が等相当温位線の集中帯を通るようになる
トラフが中心の西側に接近
乾燥域が南西側から侵入してくる
等圧線の狭い部分が台風中心から離れる
等圧線の形状が南南西-北北東を長軸とする楕円形になる
南南西側の気圧傾度が小さくなる(等圧線の間隔が広がる)
-------------------------------
低気圧の発達
気圧の谷の軸が上方に向かって西に傾いている
前面(東側)に上昇流に伴う暖気移流が強く湿潤
後面(西側)に下降流に伴う寒気移流があり乾燥
トラフが西側から接近してきて正渦度移流に伴う上昇流域が移動してくる
-------------------------------
低気圧の発生段階(中心付近)
気圧の谷、低圧部
暖気移流と寒気移流がみられる
中下層にまとまった雲域がある
等温線、等相当温位線の集中帯が北に凸になる
暖域と湿潤域がある
上昇流域、極大がある
トラフが近づいてくる
気圧の谷の軸が上方に向かって西に傾いている
----------------------
低気圧の衰弱
中心の南側に乾燥域、寒気が侵入してくる
500hPaのトラフが低気圧を追い越す
低気圧中心が500hPa、300hPaの強風軸の高緯度側に入る
気圧の谷の軸が垂直になると成熟・衰弱期になる
寒気移流、暖気移流が弱まる
------------------------
前線面
前線面上を暖気側の空気塊が滑昇していく
地上の前線から北に行くほど前線面は高くなる
滑昇した暖湿空気が凝結して雲(層状性)ができる(層雲、乱層雲、高層雲、巻層雲)
寒冷前線面では対流性の雲が発生(積雲、積乱雲)
-------------------------
気団変質
大陸からの乾燥した空気が日本海で潜熱(水蒸気)、顕熱(相対的に高い海面温度)を供給され
対流性の雲(筋状雲、Tモード、Lモード)となり収束するとJPCZになる
吹き出しが強いほど離岸距離は短い
海上の吹走距離が長いほど気団変質が大きい相当温位が高い空気塊になる
吹き出しが弱いと、蜂の巣状のオープンセルができる
----------------------------
対流不安定
上空のほうが相当温位が低いと対流不安定となる
対流不安定の気層が上昇すると安定層がなくなり、大気の成層が不安定になって対流雲の雲頂高度が高くなり発達する
------------------------------
吸い上げ効果と吹き寄せ効果
1hPa低下で約1cm海面が上昇する、吹き寄せ効果は風速の2乗に比例する
-----------------------------
吹走時間と吹走距離
風速が強いほど波高は高くなる
吹走時間が長いほど波高は高くなる
波向は風向の変化後、吹走時間をかけて風向と同じになる
低気圧中心付近の強い風で発生した波はうねりとなって時間をかけて到達することがある
うねりがあると波の周期が長くなる
吹走距離は海上で風が吹く距離で長いほど波が高まる
-------------------------
台風の進路と移動速度は一般流の風向、風速による
500hPaのトラフの等高度線(渦度=0の線、強風軸)に沿って進み、上空の強風域(偏西風、ジェット気流、一般流の速い所)に入ると加速する
------------------
強い降水域や積乱雲の発生
高い相当温位
前線を挟む風のシア
山に暖湿空気がぶつかり上昇するところ
前線面を暖湿空気が上昇するところ
暖湿空気が収束(風向や風速の違いで)して上昇するところ
下層に強い暖湿空気が流入し、上空の相当温位が低く対流不安定になっているところ
地表の気温が高く風が収束するところ
鉛直方向に風の風速、風向シアーがあるところ
暖気移流があるところ(上方に向かって風向が時計回り)
トラフの前面(正渦度移流域、上昇流域)
リッジ場の正渦度域
700上昇流の極値がある
-------------------------------------
上昇流域・下降流域
山岳の風上側のに上昇流、風下側に下降流が発生
前線付近に上昇流域がある
------------------------------------
地形に伴う強風
上空の強風が地形の影響で風下側に吹き降ろす
成層状態が安定していると下降流が強い
山越え気流、おろし風、フェーン(乾燥、昇温を伴う)など
山岳の風下の下降流による昇温
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湿った雪
850hPaが-6°が雪の目安で湿った雪の恐れ
500hPa-36℃以下大雪、-30℃は雪の目安
降雹
楕円
襟裳岬
隙間
凝結
不明瞭
疎
閉塞
卓越
覆われる
衰弱
輝度温度
勾配
渡島半島おしまはんとう
足摺岬
対馬海流
乾燥
蜂の巣状
概ね
妨げ
茨城県
サハリン
樺太
違い
対称性
滑らか
団塊状
粗くなる
粗になる
疎となる
崖崩れ
回る
斜面
融雪
茨城県
栃木県
猛烈
緩む
衰弱
傾斜
奪われる
収束線
収束帯
薄く
厚い
集中帯
入る
河川
穏やか
緩やか
猛烈な
地衡風
融解
雪片
最も強い
弧状
概ね
妨げ
蛇行
湾曲
連なって
潜熱
顕熱
交差
多寡
中立高度
平衡高度
自由対流高度
持ち上げ凝結高度
対流抑制
地盤
寒気場
対流圏界面(圏界面)
凍雨
脊梁山脈
成熟
茨城
栃木
寒帯前線ジェット気流
暖気核
最盛期
消滅
最接近
暴風雪
暖湿流
衰弱
蒸発
昇華
海面水温
渦度極大点
気温極大点
極小
捕捉率
適中率
瞬間
持続
山越え気流
房総半島
雪崩
鉛直安定度
静的安定度
メソ高気圧
少ない
若狭湾
海面水温
抑えられ
連なった
囲まれる
収束線
海面水温
連なった
漢字
明瞭
簡潔
飽和
急激
沈降、消滅、最盛期、襟裳岬、閉塞、到達、奪われた、茨城
抑えられ、成熟した積乱雲、影響、弧状、蜂の巣状、循環
視程、土壌雨量指数、栃木、壁雲、融解、新たな低気圧
回り込んでいる、突出するところ、非静力学過程、採用、範囲
高度は上がる、下がるで表現
湿度の勾配、気圧は下降、境に明瞭なシアー、比重は小さい
混合比の大きい
気圧の谷の軸が上方に向かって西に傾いているため
SSIが小さく大気の状態が不安定
ショワルターの安定指数SSI⇒問題文に特に指示がないときは+、-をつけて記載する
前線面より低い層に寒気が流入
比重が乾燥空気より小さい
南南東から北北西にのびる等圧線の走向
等圧線の走向
前線の存在を示す等温線の集中帯
低気圧を追い越す
低気圧がトラフ前面の強い正渦度移流域に入り
東側に強い、弱い暖気移流
西側に強い、弱い寒気移流
温度移流は弱い、強いで表現
気圧が下降、上昇する
気圧が極小、極大を示す
を伴うと予想される
上昇流の極大
湿度の勾配が大きい
面積が少なく
雲が少なく
1時間降水量が少なく
渦度が増加
濃密さが増加
風速が増加
降水量が増加
降水強度の増大
風速が増大
湿数が増大
雲域の規模が小さくなる
前線の間隔が小さくなる
傾きは次第に小さくなる
雪水比が小さくなる
安定度が小さくなる
白く一様に広がっている
ひとつ答えよで3つはだめ
気象情報に土砂災害と書かれているのに土砂崩れはだめこの場合は残りの河川の増水や氾濫、低地の浸水を空欄にいれる
設問に「高低の分布」とある場合は高低両方がどこにあるかに言及
しゅう雨性降水
風速分布でなく矢羽根で判断する場合もある
細長く、北縁が高気圧性曲率をもつ
緩やか穏やか
トラフとの対応関係の変化⇒トラフと結びつく
相当温位の尾根の西縁で相当温位傾度の大きいところ
東側の湿潤域と西側の乾燥域に挟まれ湿数傾度の大きいところ
Wマークは高温の極値
山岳の風下の下降流による昇温(フェーン)
偏西風の上流側
寒気側に凸
正渦度域南縁の渦度=0の線
低気圧と結びついて発達に寄与する
集中度が強まる(集中度の形容詞)
次第に幅が狭くなる
次第に集中度が強まる
風速が強まった
線状エコーが強まった
ひと続きになっている
湿潤暖気の収束
等温線の集中帯(集中ではなく集中帯)
総観スケール
500hPa面の大陸にある寒冷低気圧(500hPaの低気圧は切離低気圧、寒冷低気圧と呼ぶことが多い)
トラフと低気圧の位置関係問題で低気圧のLマークが消えることがある、その場合は気圧の谷を低気圧ととらえて解答する
20240111-漢字
継続、凝結、深まる(トラフの形容詞)、比較、悪く、消滅、最盛期
極小(最低値、最小値になること)
前線付近で湿度の勾配が大きい
間隔が小さくなる
湿数が小さい、大きい
水蒸気が少ない
シアーライン(収束帯)
海上での風の吹走距離が長い
等圧線の作図と中心位置を問われる問題では、等圧線を引く前に低気圧性循環から中心位置を割り出しておく手がある
中心位置がわかっているほうが等圧線も引きやすい
風に着目と聞かれたら「風の循環」「矢羽根の数」「収束・発散」に着目する
暖湿な東風が予想される(「湿数が小さく高相当温位の気塊が東風で流入が予想される」を簡単に表現できる)
天気ガイダンス:格子情報は雪、雨/雪(みぞれ)、雨、曇、晴
3時間降水量ガイダンス:格子情報1mm以上は天気ガイダンスの雨
1時間最大降水量ガイダンス:格子情報は強い、激しい、非常に激しい、猛烈なの判断につかう
発雷確率ガイダンス:発雷確率20%以上で発雷の確率が可能性が高い(予報文に反映「雷を伴い」)
「湿潤層は転移層から上層にかけて分布している」と「転移層の上層に分布」との違いに注意
前線を挟む風のシアにより収束が強い
トラフ前面の上昇流
活動度を維持
突風
注意喚起
発達する熱帯低気圧に関する情報
トラフ前面の正渦度移流に伴う上昇流域が進んできたため
凝結熱
挟む
狭まる
起伏
みぞれ(湿った雪)
近づく
------------
☆「結び」表現例
「結びつく」はトラフと低気圧の対応関係(関連)の変化を表現するのにつかわれる
「西側から接近する500hPa面の低気圧と結びついて急速に発達する」
⇒低気圧の構造の変化について述べた文から抜粋
「トラフが低気圧の西側から近づき、低気圧と結びつくため。」
⇒12時間後から36時間後にかけて盛衰する理由を「低気圧と500hPaのトラフとの関係」から答える
「低気圧は中国東北区から深まりながら南下するトラフと次第に結びつく。」
⇒500hPa?のトラフと低気圧との関連の時間的変化を答える
「トラフ B と結びつく。」
⇒対応関係の変化を答える
「初期時刻に華北にあるトラフが深まりながら後ろから接近し、この低気圧と結びついて発達に寄与する。」
⇒発達の予想について、関連する上層のトラフの動きを含めて
---------------
☆台風の温帯低気圧化
「前線に伴う湿潤域とつながる」
「台風中心の南側の湿潤域が縮小」(南側に乾燥域)
「北北東から南南西の長軸をもつ楕円形になる」
「等相当温位集中帯(前線)に次第に近づき一体化する」
---------------
☆「トラフ前面の上昇流」は降水域発生の要因と考える、解答時はどこのトラフかを示すことも必要
☆「トラフは寒気を伴っている」は「台風の暖気核」との対比として使われることがある
☆「温度場の谷(寒気)」が「気圧の谷(トラフ)」に先行していると低気圧は発達しない
移動速度計算時は緯度差に5ノットを掛けたあと12時間後か24時間後かを再確認する、24時間後なら速度は半分になる